本出版ガイド

本出版の方法 持ち込み商業出版 自費出版 どれくらい儲かるのか?出版社の情報から書き方までまとめました!

マイナージャンルの本や変なコンセプトの本でも出版価値のあるジャンルはある。

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「本」といってもジャンルは広い。

一般的に書店で見かける本でも、以下のようにいろんなジャンルがあります。

◯文学・小説

◯社会・ビジネス

◯旅行・地図

◯趣味

◯実用・教育

◯アート・教育・エンターテイメント

◯辞典・図鑑・辞書・語学

◯こども向け

例えばこの中からごくメジャーな「文学・小説」というジャンルをひとつ取りあげてみても、

■主な文学・小説ジャンルの分類:

現代小説/ミステリー・ホラー/歴史小説/ノベライズ(ゲームや映画などを小説にしたもの)/ノンフィクション/エッセイ/ファンタジー・SF/ライトノベル/恋愛小説/詩・ポエム・・・

これだけ多くの種類に分類されていきます。

当サイトは、基本的にはビジネス書やエッセイなど、ご自身の経験や知識をもとにされた本を出版したい方向けに制作をしています。

そのため、「企画書を持ち込む」という記事をメインにしてきましたが、実は、「コミック」や「エッセイ」という部分は、インターネットを中心に出版社もかなり活発な動きを見せています。

参考:こんなテーマを編集者は待ち望んでいる!出版希望者に知って欲しい面白いテーマの特徴3選

ユニークなノンフィクションがインターネットや文芸フリマで評判に:

夫のちんぽが入らない」こだま

 

“夫のちんぽが入らない”衝撃の実話――彼女の生きてきたその道が物語になる。

2014年5月に開催された「文学フリマ」では、同人誌『なし水』を求める人々が異例の大行列を成し、同書は即完売。その中に収録され、大反響を呼んだのが主婦こだまの自伝『夫のちんぽが入らない』だ。

(amazon内容紹介より引用)

こちらは2017年1月発売予定のこだまさんという方のノンフィクション自伝書です。

かなりタイトルにインパクトがあるのですが、本当に内容はそのままの話です。

塩で揉むというブログで人気のこだまさんが自主制作し、文学フリマで販売した本が大変評判になり、インターネット上でも口コミが広がり、結局は扶桑社から出版という流れになりました。

私もこちらの本はSNS上の情報で知ったので、ご存知の方は多いかもしれません。

このように、「少し自虐的に、けれど赤裸々に面白おかしく自分のことを語る」といったエッセイは非常に好評です。

この「ユニークさ」というのが難しい部分ではありますが、「夫のちんぽが入らない」ほどのインパクトはないにしても、

これまでの自分の人生を少しだけユニークに表現してみよう、伝えてみよう、という気持ちが出版につながったりもします。

参考:出版するにはどうしたらいい?出版のやり方教えます!

多眼思考 ~モノゴトの見方を変える300の言葉! ~   ちきりん

 

政治から経済、人生から家族、趣味から犯罪についてまで、ありとあらゆる分野についての考察。
140字でこれだけのことが伝えられるなんて! 極めて濃密な「140字の思考と思想の本」。

文章だけで勝負して12万フォロワーのいる著者の2万7千のツイートの中から300を厳選。
言葉の強さ・鋭さにぐっときます! (amazon内容紹介より引用)

こちらは2014年の本なので少し前のものにはなりますが、「Twitterの投稿がそのまま本になった」という面白い本です。

随筆・エッセイの部類になるかと思いますが、一度何かの形で注目さえされてしまえば、Twitterが本になるのです。

「表現する場が増えた」というこの時代は、無限にチャンスが広がっているのだと常々思います。

年齢も性別も関係なく、Twitterやブログ、SNSなどで誰もが自由に想いを伝えることができるようになりました。

その結果、「投稿する」「企画を持ち込む」までもなく、人と違うことや面白いことをしていると、出版社の方から声がかかってくる。

思いがけないチャンスが転がってくる、ということが、今日もきっとあちこちで起こっています。

どのジャンルの出版社でも、「本を売りたい」のです。

「売れる本をかける人材」を必ず求めています。

チャンスは充分にあります。

例えばあなたが、漫画家や小説家を目指していたとします。

出版の中でも、とてもメジャーなジャンルで憧れている人も多いでしょう。

「漫画家・小説家になりたい人なんてたくさんいるから」とは思わないでください。

競争率など関係ありません。

まずは「書き切ること」を目標にしてみてください。そしてそれを出版社に投稿するのももちろんいいでしょう。

自信がなければ、せめてインターネット上で披露してみてください。自分の中にとどめておく、というのはもったいないです。

「書き切る」、そして「人の目に触れる」ということを繰り返していくと、必ず力がついていきます。

参考:初心者作家に必須の小説の書き方準備の基本 おすすめ書籍も紹介!

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