本出版ガイド

本出版の方法 持ち込み商業出版 自費出版 どれくらい儲かるのか?出版社の情報から書き方までまとめました!

自分が書きたい本を書くというモチベーションを大切にする人こそが自費出版では成功できる。

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「面白い本を書きたい」という純粋な想いがベストセラーを引き寄せる!

自費出版からベストセラーになった事例をつぶさにみていくと、「面白い本を書きたい」というモチベーションから書き始めたケースがかなり多い様です。

例えば以下のような例があります。

『B型自分の説明書』(文芸社)
こちらはB型に続いてO型、AB型、A型と全ての血液型が出版され、「〜〜の説明書」というブームも作りました。
ゆるい絵柄とユーモアに溢れる文章、アイディアを本にしてみたい、と出版してみたところ、書店員の目に止まり、その後飛ぶように売れました。プレゼントとして購入されたり、自分の血液型だけではなく恋人や家族の分まで買ったりと、実際に購入された方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?(私も買いました)

それからの三国志(文芸社)

こちらも累計17万部を売り上げたベストセラーになりました。

諸葛孔明の死後の時代を書いてみたい、というひらめきから執筆を始めたそうです。スタートはわずか800部だったので、作者の思いが読者にも伝わったということですね。

失敗のリスクを受け入れてでも、面白い本を世に出したいという情熱を持とう!

どんなに本の内容を吟味したつもりでも、またどんなに良心的な出版社から出した本でも、物事には「リスク」というものがつきまといます。

■出版時に考えうるリスクの例:

・思ったほど本が売れず、売上還元がない。

・部数を多くしすぎたため、大量の在庫を抱えることになる。

・初期費用を回収することができず、赤字になる。

自費出版においてこのようなリスクは、必ず誰しもが負っています。

自費出版で本を出しさえすれば売り上げがいずれ入ってくる。

そう思うかもしれませんが、書店に置いてもらえる、というだけでは本はなかなか売れません。

考えてみてください。

あなたの本が発行されたその日、新刊として書店に入荷するのはあなたの本だけではありません。

これは自費出版に限らず、一般の書籍でも同じことが言えます。

このようなリスクを受け入れてでも「私はこの面白い本を世に出したいんだ!」と前に進める人だけが成功を収めています。

逆に言えば、「売れるためにここは妥協しようかな」とか「こう書いた方が売れるかな」と考えて出版した本は、確かに論理的には売れ筋の内容になっているのかもしれませんが、著者の情熱といった感情的な側面の伝わり方がその過程で少し削がれてしまうのかもしれません。

自分の心からの「面白い本を出したい!」というモチベーションを、熱が心にあるうちに一気に書き上げた本こそが、多くの人の心を打つのです。

それくらいの意気込みを持って出版に取り組むことで、ベストセラー作家への道が拓けてくるとも言えます。

感情や情熱という部分は論理で説明しづらいです。

従って、人によっては感情や情熱を軽視する人もいるかもしれません。

しかし、決して情熱を失わず、あなたの心を打った体験談、執筆へのモチベーション、伝えたい思い、還元したい経験やスキルを、その想いとともに執筆してみてください。

もしそこまで熱が湧かない・・・ということであれば、それはそこまで多くの人に読んでもらいたい内容ではないのかもしれません。

その意味で、自分が伝えたい内容をしっかりとテーマに定めることが、情熱を持って執筆を進める上で最も重要な要素なのです。

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