【出版社情報】昭文社の出版の特徴と評判、その傾向(メリットとデメリット)
昭文社とは?
正式名称 | 株式会社昭文社 |
本社所在地 | 東京都千代田区 |
強いジャンル | 地図、ガイドブック |
代表作 | 道路地図、まっぷる、ことりっぷ など |
*画像は公式サイトより引用
日本の地図を描く昭文社
昭文社は古くから日本の地図やマップを手掛けてきた出版社です。
昔は地図といえば専門的用途のものばかりで、一般向けに広く出回っている地図はありませんでした。
そんな中創業者の黒田敏夫氏が「広く一般向けに使ってもらえる地図を作る」と創業したのが昭文社。
都市地図などを中心に地図の出版を手掛けており、今では全種類の地図発行を自社で一貫して行っている国内唯一の出版社となりました。
*全種類・・・昭文社では世界地図帳から県別等の地域別の地図までの発行を行なっています。
特に道路地図や市区町村のマップのシェアは他社に圧倒的な差を付けています。
また、旅行のガイドブックも主力商品であり、例えば「まっぷる」「ことりっぷ」は聞いたことがない人はいないのではないでしょうか。
他にも過去の大震災の影響もあり、震災時帰宅支援マップも一時期注目を集めるアイデア商品としてヒットしました。
このように、地図という競合が少ないニッチな業界で勝ち抜いてきた昭文社は、圧倒的な資本力を持ち、現在では東証一部にも上場しています。
なお現在では、デジタル化にも対応しています。
スマートフォンのアプリも販売しており、また、対企業向けではカーナビやスマートフォンのマップにデータを提供するなどの事業も行っているようです。
昭文社の出版とその特徴
昭文社のは地図やガイドブック専門の出版社です。
その他のジャンルの出版は基本的にありません。
そのため、昭文社での出版を希望される方は、地図を出版したい方かと思います。
地図といっても色々な切り口があり、例えば「タイのおすすめダイビングスポットマップ」「日本のおすすめ釣りスポットマップ」「東京23区の美味しいワインバルマップ」など、特化したジャンルの地図の需要は一定数あります。
従って自分の専門性が生かせる内容を地図という切り口で出版をしたい方は、昭文社に自費出版の依頼をしてみるというのもありかもしれません。
地図についての知見は非常に豊富な出版社であるため、きっと良い書籍が出版出来る事でしょう。