本出版ガイド

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本を出版するとどれくらいの収入になるの?

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基本的には「印税」と「原稿料」で成り立っている

 

何といっても、本を出版することで一番気になるのは「収入」の面です。

副業として考えている方、出版を大きなビジネスチャンスとして捉えている方。

もしくはちょっとした趣味の延長だとは思っていても、やはり「お金」の部分は気になりますよね。

 

ごく一般的に、本が出版されることで得られる収入は以下の通り。

・原稿料(原稿用紙1枚いくらという形で支払われる)

・印税(売り上げに対して◯%という形で支払われる)

本を出版することで得られる収入には、およそ、この「原稿料」と「印税」の2種類があります。

ひとつずつを詳しく見ていきましょう。

 

原稿料は原稿用紙1枚換算。

400字詰め原稿用紙1枚につき、数千円〜数万円単位と、実績やキャリアによってかなり差が出てくるので、相場は?といわれると非常に難しいところですが、

大抵原稿料はページ単価×ページ数によって買い取られることがほとんどです。

原稿料が1枚1万円だとすれば、20枚書けばそれだけで20万円!

・・・と思われるかもしれませんが、駆け出しや無名の新人は、もちろんそれほどうまい話があるわけではありません。

ジャンルにもよるところはありますが、スタートは数千円レベルだと思います。

もしも原稿用紙1枚につき原稿料が2000円だとすると、100枚も書いてやっと20万円です。

これが大作家先生や大御所になると、桁が一つ違う、なんてこともざらにあるので、出版業界は知名度や実績が相当に重視されます。

ちなみに書き下ろしで文庫化、新書化など、雑誌掲載などを経由せずに出版された場合は、この「原稿料」が支払われないというパターンもあります。

出版が確定したあたりで詳しい契約の条件の話になると思いますので、契約書をよく確認してみてください。

 

印税は売り上げの3〜10%。

次に印税ですが、これは本の定価×◯%×発行部数という計算になります。

印税は10%程度が一般的ですが、これも全くの無名の新人の場合は5%から、というところもあります。

これも実績、キャリアがかなり関係してきますので、専業作家を目指しているとなると、最初は特に辛い思いをするかもしれませんね。

例:

1000円(本の定価)×10%(印税率)×10000部(刷り部数)=100万円

印税は、初版が発行されてから、だいたい2〜3ヶ月後程度で支払われることが多いです。

また、この印税は一般的には発行部数によって決定され、刷られたあとの実際の売り上げには関係がないことが殆どです。

本の売れ行きさえよければ、重版を重ねるごとに印税は入ってきます。

ただし出版業界の現状としては、さほど喜ばしくない状況が続いているので、初版部数は抑えめに設定されることが多いです。

これもまたジャンルにもよるのですが(例えばコミックなどは単価が安い代わりに、他の書籍に比べると刷り部数は多めです)

出版社が強気な数で初版を発行するのは、よほど有名な作家で売り上げの見込みがあるケースだけではないでしょうか。

本を執筆することで得られる他の収入

他にも、著作が映像化された場合には、それに対する著作料が支払われます。

ただしこれは、漫画家が「映像化されても、作者はそれほど儲からない」という発言をしたことが過去にいくつか例があります。

例えば、『海猿』『ブラックジャックによろしく』の佐藤秀峰先生が「映画が70億のヒットになっても、実際には250万円しか入ってこなかった」といったようなことをTwitterで過去に暴露されていました。

250万という額だけ見ると大きく感じますが、全体の売上が70億だったことを考えれば、想像以上に原作者に支払われる額が低いと思われるのではないでしょうか。

このように、現状ではやや映像化で原作者に支払われる著作料はあまりよろしくないもののようです。

 - 8章 - 本出版にまつわるQ&A