自費出版で大ヒット?自費出版の具体的な宣伝方法7選
どういう宣伝方法だと自費出版本が売れるのか。
自費出版を成功させるには宣伝は必須です。
本を認知してもらい、興味を抱いてもらい、購入してもらう必要があります。
あなたが有名人であれば簡単かもしれませんが、一般人であれば簡単にはいきません。
どんなに内容が良い名作を執筆しても、手に取ってもらう機会がなければ、誰にも読まれない駄作に成り下がってしまいます。
また、出版社側が勝手に宣伝してくれることを期待している人もいるのですが、出版社が対応するのは「編集」「校正」「印刷」「書店流通」まで。
通常、宣伝は著者が対応するものです。(宣伝や販促活動もお金がかかります。だからこそ出版社は勝手に売れる有名人の本を出版したがるわけです。)
こう聞くと「自費出版しても自分の本は1冊も売れないんじゃないか・・・」と不安になってくるかもしれませんが、そんなことはありません。
売れる自費出版本はしっかりと宣伝をしており、売れない自費出版本は宣伝をしていない。それだけの違いです。
この記事では、大ヒット本の宣伝方法などを確認し、実際に成功している自費出版の宣伝方法を紹介していきます。
7つの手法を紹介しますが、全て並行して実行可能です。
以下の内容を参考に、しっかりと宣伝活動を行うようにしましょう。
宣伝手法1:Amazonへの出品。
まずはAmazonへの出品を行いましょう。
Amazonに出品することで検索に引っかかりやすくなります。
例えばあなたが「自費出版本の販促活動と宣伝方法」という本を出版したとしましょう。
今後出版を考えている人がこのジャンルについて勉強しようと思い、Amazonで「自費出版 宣伝」と検索をすれば、あなたの本が恐らく最上位に表示されます。
これだけでも、定期的に人の目にとまることになります。
その意味で、本のタイトルや概要説明に、潜在的購入者が検索しそうなワードを入れておくことも重要です(今回のケースで言えば、自費出版、宣伝、販売、など)
また、Amazonに出品することで、自費出版本の購入であるブロガーやTwitterユーザーがURLリンク付きで勝手に紹介してくれる可能性もあります。
参考:全く無名のビジネスマンでも本を出版出来る理由とその方法、優位性について
宣伝手法2:著者のブログやSNSで宣伝する。/ インフルエンサーに拡散してもらう。
自らの発信ツールを持っている場合、確実にそれらで宣伝をしておくべきです。
具体的にはブログ、TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSが考えられます。
周りの人が拡散しやすいように、見栄えの良い本の写真や概要説明を一緒に掲載するようにしましょう。
単純にSNSに掲載する以外にも、TiktokやYoutube、ニコニコ動画などを活用し、面白コンテンツと絡めて紹介する方法もあります。
例えば「クイズ問題集」を出版したいのであれば、Youtubeで面白クイズを出題する動画を公開し、最後に「クイズ問題集を発売したのでもっと面白い問題が解きたい方は是非!」と宣伝告知をするだけで、多くの人の興味を引くことが出来るかもしれません。
また、自分のSNSを持っていない場合でも、インフルエンサーに依頼して拡散してもらうことも可能です。
同じジャンルでフォロワーや登録者の多いYoutuberやTiktoker、Twitterアカウント保持者に広告料を払い、宣伝してもらうのがオーソドックスな方法です。
参考:大学生こそベストセラーを狙おう。普通の大学生こそベストセラーが出しやすい理由を解説します。
宣伝手法3:友人知人経由で口コミを広げる。
意外と侮れないのが口コミです。
本を出版したことを家族や友人知人に伝えてみましょう。
やはり自分の知っている人が本を出版したとなれば、読んでみたくなるのが人間心理。
SNSや書店店頭で見かけるどんな本よりも、購入率が高くなる売り方と言っても過言ではないかもしれません。
口コミを売り方の1つ、宣伝方法の1つというと、やや違和感があるかもしれません。
しかし、自費出版本をしっかり販売するために、たくさんの方に口コミを広めてもらうことは大変重要です。
宣伝手法4:メディアに発売情報を打ってもらう。
意外と多くの方が行わない宣伝手法はメディアへの連絡。
例えば芸能人が結婚する際は、各メディアにFAXで結婚した旨を連絡します。
同じように、自分がこんな本を出版する、という情報を各メディアに通知してみましょう。
話題性がないと取り上げないメディアもありますが、各メディアの方々は、報道する情報を集めるために日夜飛び回り忙しくしているもの。
本の内容が面白いと思えば、その本を紹介することで取材の手間が省ける。
メディア側としても積極的に宣伝をしてくれる可能性があります。(この手法を「戦略PR」と言います)
宣伝手法5:書店に広告を送付する。
自分の自費出版本の広告(チラシのようなもの)を作成し、日本全国の本屋に「新刊情報」として送付する宣伝方法です。
送付する情報はメディアに送る発売情報と同じで良いでしょう。
書店が「この本は面白い」と思えば、出版社に購入申し込みが来るので、本屋の店頭に置いてもらうことが可能となります。
なお、これは自身で行っても良いですが、自費出版社が全国の書店にコンタクトを持っている可能性もあるので、出版社に依頼した方が効率的です。
費用は数万円程度で済むと思います。
参考:自費出版は本当に書店流通するのか?5つの販売ルートと本屋の店頭においてもらう方法を解説!
宣伝手法6:書店にてプロモーションを行う。
書店でのプロモーションも重要な宣伝方法の1つです。
出版社に販促費用を払い(、出版社は書店に販促費用を払う)、書店での特別コーナー開設、手書きPOPの設置などを行います。
特に手書きのポップは販売促進効果が大きく、本屋にて可能な宣伝方法の中で最も効率的とまで言われています。
また、出版記念セミナーの開催もプロモーション活動の一つとして実施しても良いでしょう。
大きな本屋であれば多くの方が日々訪れるため、自費出版本の内容が面白そうであれば、出版記念セミナー経由での販売もある程度期待出来ると思います。
参考:自費出版の費用や原価はいくら?各社比較から予算の適正相場や目安を把握しよう!
宣伝手法7:「図書館流通センター」への販促。
図書館流通センターによって「全国学校図書館協議会選定図書」、つまり「おすすめの本」として認定してもらう手法もあります。
自費出版本の内容が優れている前提にはなりますが、この認定を貰うことが出来れば、図書館や各書店へのアピールにもなります。
書店としても「全国学校図書館協議会選定図書」に認定された本は、他の本と売り方を変え、売れやすい位置に配置するなど、宣伝効果の高い売り方を検討してくれる可能性があります。
通常図書館流通センターへのコンタクトは出版社経由で行うため、出版時に担当に依頼してみましょう。
参考:トップ1%の成功者が行うブランディング出版・カスタム出版(企業出版)とは?各社の比較表とオススメ出版社も紹介!
良い本だから売れるわけではない。しっかり宣伝をおこなうべし。
このように、様々な宣伝手法を徹底すれば、自費出版本をしっかりと売り上げることは可能です。
多くの自費出版本著者が宣伝活動を疎かにしている中、マーケティングの観点から売り方や宣伝の仕方をしっかりと考えれば、それだけで一歩抜きん出ることが出来ます。
この記事の内容も参考に、宣伝活動の実施を検討してみてください。