【出版社情報】日本経済新聞出版社の特徴と評判、その傾向(メリットとデメリット)
日本経済新聞出版とは?
正式名称 | 株式会社日本経済新聞出版 |
本社所在地 | 東京都千代田区大手町 |
強いジャンル | ビジネス書など |
代表作 | 恐怖の男トランプ政権の真実 さあ、才能に目覚めよう FP3級速攻テキストなど |
*画像は公式サイトより引用
日本経済新聞社の完全子会社
日本経済新聞出版は、日本経済新聞社の出版局部門が分離・独立して出来た出版社です。
日経出版では大きく4種類のレーベルを扱っています。
①日経文庫
②日経プレミアシリーズ
③日経ビジネス人文庫
④日経文芸文庫
日経文庫では、実務的なビジネス書を扱っています。
「外国為替の知識」「財務諸表の読み方」等、体系的に実務的なビジネス学問をまとめた書籍が多いです。
一方で日経プレミアシリーズは、実務的ではないビジネス書を扱っています。
自己啓発書や自己啓発エッセイの類が多いです。例を挙げると「残念な人の思考法」「モンスター部下」「できるアメリカ人11の仕事の習慣」などがあります。
日経ビジネス人文庫も実務的ではないビジネス書を扱っていますが、日経プレミアシリーズとは本のサイズが違います。
日経ビジネスシリーズは新書サイズですが、日経ビジネス人文庫は文庫サイズです。例として「V字回復の経営―2年で会社を変えられますか」「稲盛和夫の実学―経営と会計」などがあります。
日経文芸文庫は日本経済新聞出版社で唯一ビジネス以外のジャンルを扱ったレーベルです。
扱いジャンルは文芸書で、文化人・文芸人にスポットを当てた書籍や、小説などがあります。
このレーベルのみベストセラー書籍が見当たりませんでした。作品例として「書店員の恋」「野いばら」などがあります。
その他だと、ムック本の発刊も行っています。
また過去に「日経会社情報」という東洋経済新報社の「会社四季報」と並んで人気のビジネス情報誌もありましたが、会社四季報に押され2017年に廃刊となりました。
週刊誌や月刊誌などの取り扱いはありません。(雑誌は関連会社である日経BPが請け負っています。)
参考までに、別ジャンルだと、日本経済新聞社と共催で日経小説大賞といった長編小説の募集も行っています。
日本経済新聞出版社の特徴、評判&口コミ評価
日本経済新聞出版の特徴は、ビジネス書ジャンルに注力していることです。
大手新聞社のコネクションを活かし、様々なビジネスパーソンに出版のオファーをして、各種ビジネス書を出版しています。
また社名にもビジネスのイメージがあるため、ビジネス書の出版には適したレーベルとも言えるでしょう。
なお、日本経済新聞出版社では自費出版の取り扱いもあります。
独立した部署が存在し、そちらで企業出版や社史の取り扱いもあるので、興味がある場合は資料請求や問い合わせをしてみてください。