東京図書出版で理科の参考書を出版した体験談(東京図書出版の評判、口コミ)
子供達に理科実験の面白さを知ってもらいたかった。そんな思いで出版しました。
私は理科の教師です。
私は子供達に理科の面白さをもっと実感して欲しいと思っています。
そしてやはり、子供達に理科の楽しさを一番感じてもらえるのは理科実験だと思うのです。
しかしながらご存知の通り、理科の実験の時間はあまり多くありません。
「もっと理科実験をしてみたい。でも理科の実験をやる時間がなかなか取れない・・・」と常々感じていました。
私と同様に「理科の実験をもっとしてみたいが実験をする時間がない教師」はとても多いのではないか、そんな風にも思っていました。
そしてこの現状は「今の教育界の有り様がひどく子供のことを考えていないからだ」とも感じていました。
そんなことを考えながら、自分が全身全霊をかけて創意工夫してきた理科実験の授業とその授業レポートを纏めていたある日、このレポートを世に出すことが、そういった先生方の力になることに繋がるんじゃないか?とふと思い付いたのが、私が出版をしようと思った動機です。
また、自分が教師として生きた証を、何かの形できちんと残したかったという思いもあったと思います。
教材系で自費出版可能な出版社を探し、実際の出版まで達成しました。
そして出版のために自費出版を行なっている出版社を探したところ、東京図書出版が見つかりました。
東京図書出版は教材系の出版に強く、大手書店にも本を流通させることが可能な出版社です。
そこで私は理科のレポート原稿を東京図書出版に持ち込み、この出版社にてどの程度協力してもらえるのかを審査してもらいました。
審査の結果、東京図書出版での審査結果は最高ランクでした。
そして、新聞への広告掲載や書店への流通など、様々な協力を約束してもらうことが出来ました。
そのため東京図書出版での自費出版を決め、私がこれまで書き溜めてきた授業・実験レポートを本に合う様に調整し直し、最終的に出版まで漕ぎ着けることが出来ました。
なお、200ページ以上あった原稿が、内容そのままでレイアウト等を調整した結果、半分くらいのページ数になったことは驚きでした。
結果、かなり思っていたよりも薄くて値段の高い本になってしまいましたので、その辺が反省点かなと思っています。
この本は、最終的に200部程度売れました。
200部も売れたという喜びと共に、よく書店でみる「何万部突破」ということがいかに凄いことがを痛感しました。
冷静に考えれば、学校や予備校、塾の教材に採用してもらわなければ大きく売り上げが発生することが起きないのが教材というジャンルです。
そんな中200人もの人が私の本を書店で見かけ、手に取り、購入を決めてくれたと考えれば、かなりすごいことなのかもしれません。
出来た本は非常に丁寧な造りで、一生の記念として、今も自宅の本棚に飾ってあります。
東京図書出版との実際のやりとり
東京図書出版からは様々な提案や校正をして頂きましたが、基本的にこちらの言い分を通して下さるスタンスの出版社でした。
例えば、こちらが意図的に崩して書いた部分に関し、無理に修正しようとしたりはせず、私の意図を組んで残してくれました。
この点は非常に良いところでしたが、一方で出版社ともう少し議論を交わす機会が欲しいと思っていた私からすると、少し物足りなさもありました。
たとえば、ただこちらの言い分だけを聞くのではなく、このあたり、実際に印刷する前に、市場流通的にこの本はどうなのかなどと、意見を出して頂けた方が有難かったです。
本の内容以外では、カバーデザインや装丁などに関しても色々良い提案をして頂きました。
大変感謝しています。