自分で書いた旅行記を元に、小説を執筆して自費出版した体験談(自費出版の口コミ、評判)
自分の旅エピソードを小説という形でまとめ上げてみました。
旅が趣味な私は、旅行記を元にした小説を自費出版しました。
実際に自分で日本中を旅した経験を書き溜めており、その内容を元に半分ノンフィクションの小説を書き上げたのです。
日本全国の農家や漁業の住み込み短期バイトで生計を立てつつ、モラトリアムを過ごす青年を主人公にした小説なのですが、実際この話の中で出てくるエピソードは私が体験した内容そのままだったり、多少脚色して面白くしたものでした。
自分の旅の体験をこうして本という形にまとめ上げていく作業は、心から楽しく、文章を書くこともまったく苦ではなかったのです。
私はパソコンやデジタル機器を扱うのが苦手だったのですが、デジタル化に対応するためにも、出来れば小説は万年筆で書きたい、という気持ちを抑え、ワードを用いて完成させました。
意外と慣れてくるとそんなに大変でもなく、サクサク進めることが出来ました。
最終的に結構売り上げることが出来た。
文章の執筆が終わり、出版社の校正も終わると、後はデザインを決めて完了です。
表紙のデザインは出版社が幾つか手配してくれました。
その後、私がその中からデザインを選ぶ形式にて決定しました。
デザイナーさんが私のイメージを事前にヒアリングしてくれたので、出てきた案の中にいい塩梅に私が気に入るデザインがあったのです。
そしてついに発売。
私の場合は趣味として自分の作品を出版してみたかっただけなのですが、どうせならと書店に流通させてもらうプランで自費出版していました。
意外にも、旅に興味がある人が多かったのか、結構売れました。
自分の作品を世に出せて、それを1人でも購入して下さったという事実が、執筆素人の凡人の私からするとすごく嬉しかったです。
初めて売り上げ連絡を受けた時の感動は二度と忘れないでしょう。
本を買ってもらうために、5つの点を工夫しました。
本を執筆する上で工夫した事としては「作品の出版登録のやりかた」が挙げられます。
例えば、本の概要説明に何を書くか、本の料金設定をどうするか、といったことです。
私の作品を1人でも多くの方に「気になる!読んでみたい!」と思って貰いたいので、当然本の概要をワクワクするような具体的な内容で説明しましたが、この概要の作成はなかなか神経を使いました。
書きたいことはたくさんある一方、駄長になると読んでも最後まで貰えないでしょうから、それをいかに3行程度で説明するのかを頭を使って考え、推敲した文章を掲載しました。
また、目次にはなるべく身近なものや美しい言葉、感情を表現した言葉を入れるように意識しました。
やはり心に刺さる言葉を無意識に見ると、人間は購買意欲が増す様なのです(これは出版社の営業の方に教えてもらいました)
著者の経歴説明も試行錯誤した部分です。
この部分を軽視する方も多いですが、この部分を凝るだけでも、目の引き方がかなり違うのではないかなと思います。
実際、私のこの本の出版のケースでは、上記の様々な試行錯誤の中でも、「著者の経歴説明をいかにインパクトあるものにするか」という部分が最も上手くいった工夫だったようでした。
インターネットを見てみると「著者の経歴が面白い」「著者がフェイスブックやツイッターをやっていたら、メッセージを送って話してみたい」との書き込みを見つけることが出来たのです。
自分の作品や経歴に興味や好感を持ってくれる人に対して、また新たな作品を作り、喜んでほしい、感動させたいと非常に執筆欲をそそられたのでした。