日本文学館で小説を自費出版した体験談(日本文学館の評判、口コミ)
自分で書いていた小説を出版しました。
まず出版の動機や経緯としては、初めは同級生から「こんな出版社あるよー」というような情報から、前に作っていた小説をメールに添付して送ったところ、出版してみないかという話が来ました。
出版社の方とのやり取りは郵送でのやり取りが主でした。たまに電話でやり取りがありましたが、メールなどはあまりありませんでした。
出版をしてみての実感としては、やはり本として形に残り、インターネットの検索でも表示されるので、「私は小説家です」と胸を張って言えるところだと思います。現在はなぜかプレミアがついてやたら高い値で取引されています。
出版費用については、もう9年は前のことなので詳しく覚えていません。50万円くらいだったとは思います。
文章を削るのに苦労した 〜
工夫したのは小学生からお年寄りの方まで幅広く読んでもらえるような文体・展開にしたところです。難しい漢字や言い回しを使わないなどです。
実際には小学生からは「絵がなくつまらない」と反応が悪かったです。
大変だったのは、もともと作り上げていたお話からページ数の関係上1/6まで削らないといけなかったことです。
当時は趣味で書いていただけの状態でしたから、削る作業はとても大変でした。
出版後の結果としては、言ってしまえば大赤字です。
いいことといえば、先ほどのとおり形として残る物なので、自分がどういった者なのかをしっかり示せるところです。
このころはまだ完成度が低いため、最近作った冊子と合わせて見せて「最近はこんな感じです」とフォローを入れています。
日本文学館について〜
当初「商業出版です!」と持ち上げておきながら、実質自費出版だったのは納得いきません。
しかし悪かった点といえばそのことのみで、当時全然小説としての書式がなっていなかった私にも丁寧なご指導をいただけましたし、出版までの流れ自体はスムーズで、いろんなところへ本を販売していただけたようです。
今から思えば校正に字数制限があるのもどうかと思いますが、それはそれでいいでしょう。