【出版社情報】光文社の特徴と評判、その傾向(メリットとデメリット)
光文社とは?
正式名称 | 株式会社光文社 |
本社所在地 | 東京都文京区音羽(護国寺駅付近) |
強いジャンル | 雑誌、小説、新書など |
代表作 | 女性自身 JJ FLASH 日本沈没 さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 船を編む カラマーゾフの兄弟 鉄腕アトム など |
数多くのベストセラーを手掛けてきた実力派出版社
光文社は1945年に創業された総合ジャンルの出版社です。
講談社傘下の企業であり、同じく講談社の傘下であるキングレコード、日刊ゲンダイと共に「音羽グループ」に属しています。(講談社の本社が東京都文京区音羽にあるため)。
まず一つ目の光文社の強みに雑誌があります。
誰もが知る有名女性誌である「女性自身」に始まり、女子大生向けのファッション紙である「JJ」、アラサー女性向けの「CLASSY.」は全て光文社発刊の雑誌です。
他にもコンビニでよく見かける大衆週刊誌の「FLASH」も光文社の出版物です。
二つ目の光文社の強みは小説と新書です。
小説では映画化もされた「日本沈没」や「舟を編む」「カラマーゾフの兄弟」、新書では「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」「炭水化物が人類を滅ぼす」「99・9%は仮説」「バッタを倒しにアフリカへ」などが光文社の出版物です(全てベストセラー)。
特に、歴史的にも1954-2005年まで光文社から発行されていたレーベルである「カッパ・ブックス」が新書ブームを作るなど、新書に関しては5本の指に入る有名出版社と言っても良いでしょう。
光文社の出版とその特徴
歴史的にも講談社は大衆迎合的な作品が多い出版社ですが、その系列である光文社も常に時代に敏感な出版を行ってきました。
そのため、光文社から出版する著者の方々は歴史的にも手塚治虫、加山雄三、石原慎太郎など各界の超有名人が多くなりがちです。
従って一般の無名な方の出版は基本的には難しいです。
また、自費出版も受け付けておらず、持ち込み出版も公式には公募していません。
それゆえ、出版を希望する場合、自分自身が有名人になり、光文社から出版のオファーをもらうのが、遠回りなようで王道な手法と言えます。