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プロの作家はどれくらいの執筆速度なのか?小説家がお答えします

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この記事のライターの本出版体験談はこちらです。

どのくらいの執筆速度が必要か?

本を書き上げるにあたりどのくらいの時間があれば、問題はないのでしょうか?

私はライトノベル小説家ですが、実際、一本の小説を創作するには、それなりの時間がかかります。

数千文字程度のものであれば、おそらく書き慣れている人には1~3日程度あれば可能でしょう。

それぞれの出版社やレーベルによって一冊の規定の文字数は違うのですが、おおよそ文庫本は13~15万文字単行本は14~21万文字程度の文字数かと思います。

文庫、単行本書下ろしの場合は、一度にまとめてすべてを頭からお尻までを書き終える必要があります。一冊の本を書き終えるには、時間と共にかなりの体力、熱意が必要になります。

なお、一冊の本を書くのにどの程度の執筆速度であればよいのかについて、私の個人的意見ですが、個人的に文庫本も単行本も1ヶ月程度で完成させるスピードが必要だと思います。

仮に15万字の本を1日2時間半、平日のみ執筆をして1ヶ月で仕上げると考えれば、必要な執筆速度は最低でも1時間あたり3000字ということになります。

もちろん、個人差はあると思いますが、そのくらいの速度で執筆することができれば、商業でも戦えると思います。速さは、それなりの武器になります。

「一時間に3000文字は無理!」と言う人でも、最初は500文字などから始めて、目標を持って書き続けるとよいと思います。

継続は力なり、です。

参考:出版におすすめのジャンルを教えます!>>

作家の西尾維新さんの一日の執筆量は20000字

化物語シリーズで有名な作家、西尾維新さんは1日でなんと20000字もの量を書くそうです。

具体的には2時間で5000字、休憩を取りながら8時間執筆をすることで20000字もの執筆が出来ているそうです。

また基本的に一日の執筆量を文字数で決めており、それをゴールにコツコツ執筆活動をしているとのことです。

執筆はモチベーションを保つのも大変ですが定量的な目標があると努力もしやすいですよね。

著名な作家に学んで、ぜひあなたの執筆活動に取り入れてみてはいかがでしょうか。

執筆速度の速さは武器である

ものすごく面白い作品を書くことができ、売り上げがよい作品を作ることができれば、言うことはありません。

出版社が、あなたを手離すことはないでしょう。

しかし、必ず大ヒットを起こすことができる作家というものは稀です。

執筆速度が速いということは、それだけ作品を出す機会が多く恵まれるということです。

例えばですが、出版社が出そうと思っている雑誌や企画などで穴が開いた時、執筆速度に定評のある作家は代打として選ばれる可能性がグッと高まります。

通常、それぞれ締め切りを抱えているので、スケジュール外の仕事が入っても執筆速度に自信がない人は断らざるを得ないでしょう。

けれど、「速さには自信がある!」と言えるのであれば、断る道理がありません。

文章能力、構成力は作家を目指している以上あってしかるべきです。

それに速さが加われば、自分の強みと言える武器が一つ増えるわけです。

参考:出版を成功させてあなたも本の著者になろう!>>

執筆速度を速めるためには

これはもう、山のように書くしかありません。要は、慣れです。

初歩としてはブラインドタッチを完全にマスターし、資料を見ながら作業ができ、頭の動きと指先の動きが一致するようになればいうことはありません。

書く以上の訓練はありません。書いて書いて、書きましょう。

書く以外に、速度を速める方法はないと思います。書くことで、経験値をあげていきましょう。

RPGゲームと同じです。経験値を貯めて、レベルアップをしましょう。

1時間で3000文字程度打てるようになれば、締切に追われた時にどうにかなります。

ものすごく早いプロの作家さんだと、6000文字打てるそうです。

自分も、その域にはまだ達せそうにありません……

自分はせいぜい、4000文字弱です。

あ、これは小説に限ったもので他だとグッと速度は遅くなります……

短編でも長編でも必ず最後まで書き上げる力を蓄えましょう。

小説を書きたいと思っている人が、小説を書き始めることは誰でもできます。

突き詰めて言えば、日本語さえ書ければ書き始められます。

書きはじめは簡単なのです。

しかし、書き終えることができるのはある程度以上の熱量がなければ不可能です。

作品を書いている人ならばわかると思いますが、一つの作品を書き上げるには時間と体力、精神力が必要となります。

作品を書き終えるまで、モチベーションを保つのも、けっこう難しいものだったりします。

作品を破たんさせることなく、最後まで書き上げる力は得るためには、一つでも多くの作品を最後まで書き上げることが大事だと思います。

参考:なぜ94%の人が出版を諦めるのか?>>

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