【出版社情報】PHP研究所の出版の特徴と評判、その傾向(メリットとデメリット)
PHP研究所とは?
正式名称 | 株式会社PHP研究所 |
本社所在地 | 京都府京都市南区 |
強いジャンル | 自己啓発書、ビジネス書、社会・政治系の書籍(保守系)など |
代表作 | 道を開く、頭がいい人悪い人の話し方、日本の民主主義はなぜ世界一長く続いているのか、など |
*画像は公式サイトより引用
松下幸之助が創設者のPHP研究所
PHP研究所はパナソニックの創業者である松下幸之助が創設した出版社です。
PHPは「繁栄を通して平和と幸福をという願いを込めて」という意味である「Peace and Happiness through Prosperity」の頭文字を取って名付けられました。
松下幸之助が「人を成長させる」という理念のもと設立した出版社だけあり、一般書では哲学や人間論など精神論的な内容の著書が多いです。
ベストセラーとしてはもっとも有名な出版物である松下幸之助の著作「道を開く」があります。
また、創業者が実業家であることからビジネス分野の書籍も多く、こちらも自己啓発や疑似科学(引き寄せの法則など)が多いという特色があります。
その他だと保守系の政治系の本の出版も多いです。
PHP研究所は、実は出版機能だけではなく政治系のセミナー活動や政策提言も実施しており、また松下政経塾と密月関係にあることもその背景にあるようです。
*松下政経塾は有名政治塾で、野田佳彦元首相などを輩出しています。
*PHP研究所は政策提言シンクタンクであるPHP総合研究所を過去に吸収合併しています。
PHP研究所の評判とその特徴
上記の通り、精神論、哲学、自己啓発、ビジネス、政治関連の本の出版が目立つ出版社であり、読者からの評判や信頼性も上々です。
従ってこれらのジャンルの本を書きたい場合、PHP研究所に出版を打診してみる価値があるでしょう。
なおPHP研究所は母体が大きい出版社であり、複数のレーベルを持っています。
有名どころのPHP新書やPHPビジネス新書以外でも、PHP文庫やスマッシュ文庫のように小説やライトノベルを扱っているレーベルもあります。
他にもPHPエディターズグループのように自費出版を扱っているレーベルなんかもあるので、PHPレーベルの本を出したい方はぜひコンタクトを取ってみてください。
PHP研究所の出版物は怪しい?
ネットの予測検索に「PHP出版 怪しい」と出てくることがあります。
この記事をご覧になっている方は、PHP研究所から出版してもいいかも?と検討している方もいるかもしれません。
そんな人からしたら「怪しい」の一言は気になってしまいますよね。
でもご安心ください。PHP研究所の出版物は決して怪しいものではありません。
最近の出版物では「資源と経済の世界地図」や「人を生かす経営理念」などロジカルなビジネス書も発行されています。
怪しいと噂される理由は公式サイトの「Peace and Happiness through Prosperity (繁栄によって平和と幸福を)」の一文がやや宗教チックに受け取られ誤解されていることかと考えられます。
PHP研究所はパナソニックの松下幸之助が創設した出版社ですし、出版物もビジネス書など事実に基づく本が多いため決して怪しい出版社ではありません。
とはいえ不安な方はどうすればいい?
とはいえ「怪しい」という噂がなんとなく気になる方もいるかもしれません。
そんな方は他の出版社の情報も入手し、比べてみてからどの出版社から出版するかを検討するべきです。
特に、文芸社の出版資料は出版社の情報はもちろんのこと、過去出版した著者の体験談も掲載されている、出版を検討している人なら絶対に知っておきたい情報が盛りだくさんな資料です。
もし出版に不安がある方は、無料で資料を請求して出版のための知識をゲットしちゃいましょう。