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【出版社情報】デアゴスティーニジャパンの出版の特徴と評判、その傾向(メリットとデメリット)

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デアゴスティーニジャパンとは?

正式名称 株式会社デアゴスティーニジャパン
本社所在地 東京都中央区勝どき
強いジャンル 分冊百科
代表作 週間YAMAHA ザ・マジック 自衛隊DVDコレクション など

*画像は公式サイトから引用

パートワーク形式にて販売する出版社。

デアゴスティーニジャパンは1995年に日本進出をしたイタリアのデアゴスティーニ社の日本法人です。

当初デアゴスティーニ社は地図の普及を目的に作られた会社でしたが、パートワーク形式(=分冊百科形式)の出版にて成功を収めると、徐々に出版形態をパートワーク形式に変えていき、趣味・実益ジャンルでのパートワーク形式の解説書などを発刊するようになりました。

なお、パートワーク形式(=分冊百科)という言葉は、Wikipediaによると下記の意味です。

■パートワーク形式とは?
分冊百科とは、テーマやジャンルを絞った事柄について記述したものを定期的に分けて刊行し、完成させる方式の出版物である。

分冊百科は、パートワーク(part work、分冊出版)、週刊百科、ファイルマガジンとも呼ばれる。

ちなみにこのパートワーク形式の起源はデアゴスティーニ社であると言われています。

そんなデアゴスティーニジャパンでは、現在では様々なジャンルを取り上げ、パートワーク形式で出版しています。

また、その特徴は単純にパートワーク形式を取っているだけことではなく、CDやDVDなどの付録の充実や、毎号の付録を組み立てると一年間を通して一つの作品が出来上がるなど、分冊百科形式の特徴を活かした非常にユニークな企画力にあります。

映画「新ゴジラ」が有名になった年は「週刊ゴジラを作る」が大ヒットするなど、社会の流行りに合わせた出版も大きな特徴といえます。

素晴らしいビジネスモデルを保有!

デアゴスティーニジャパンのビジネスモデルは非常に優れており、成功例の一つと言えます。

大学の商学部などではよくその事例が取り上げられます。

彼らの分冊百科は、1冊目を非常に安い価格で販売します(190円など)。

恐らくこれは赤字なのですが、デアゴスティーニジャパンとしては1冊目をなるべく多くの方に買ってもらうことが目標なのです。

1冊目を買うと、続きも欲しくなるのが人の心。気付けば25冊全て購入してしまった・・・という方も多いようです。

2冊目以降は高い価格で販売されるので、これにより黒字化することが可能です。

またこのようなパッチワーク形式の書籍を多数販売しているため、多くのデータを蓄積しており、それにより1冊目の売れ行きを見て、2冊目以降の需要を予測し、必要な数だけ出版することが可能です。

それにより、無駄な冊数を印刷する必要がなく、余計なコストがかからない、返品率が非常に低いなどという強みもあります。

参考:出版社にあなたの本を出したいと思わせる方法

デアゴスティーニジャパンの出版とその特徴

デアゴスティーニジャパンの特徴は、特化した趣味趣向へのこだわりです。

上記で述べた以外にもCD付きの美空ひばりさんの特集雑誌やロボットを作れる雑誌など、ユニークな分冊百科が多くあります。

また、近頃「大人買い特集」と呼ばれる特殊な販売形式を行っており、過去のヒット作品である「ポルシェ」「サンダーバード」などの分冊百科を、数量限定ではありますが、全号セットで販売するなどの企画行なっています。

なお、デアゴスティーニジャパンは一般的な自費出版には対応しておりません

従ってこの出版社からの出版を希望する場合は、デアゴスティーニジャパンの編集者が企画を立ち上げた際に、自分に取材してもらうようにするのが一番良さそうです。

そのためにはデアゴスティーニジャパンの社員をTwitterなどで探し、プライベートで友人関係を築いておくと良さそうです。

参考:自費出版を扱っている出版社一覧まとめリスト

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