【出版社情報】竹書房の特徴と評判、その傾向(メリットとデメリット)
竹書房とは?
正式名称 | 株式会社竹書房 |
本社所在地 | 東京都千代田区飯田橋 |
強いジャンル | コミック、雑誌、文庫本 など |
代表作 | ぼのぼの アカギ 近代麻雀 など |
*画像は公式サイトより引用
4コマ漫画及び麻雀で有名な、20代後半〜50代男性をターゲットにした出版社
竹書房は1972年に実業家野口恭一郎氏によって設立された比較的新しい出版社です。
本社は出版社激戦区で有名な千代田区に位置しています。
メインの取り扱いジャンルは20代後半男性〜50代男性向けのコミックや雑誌、文庫本ですが、その中でも特にコミックに強みがあります。
代表的なコミックとしては福本伸行著「アカギ」があります。大人気の麻雀マンガで実写ドラマ化もされた作品です。またいがらしみきお著の4コマ漫画「ぼのぼの」や大川ぶくぶ著の4コマ漫画「ポプテピピック」も有名で、こちらもアニメ化や映画化もされています。他にも「まんがくらぶ」という4コママンガ専門誌も有名です。
4コママンガには昔から力を入れており、ライブドアと共同で「Y-1グランプリ」という4コマ新人賞を主催したこともあります。(現在でも竹書房の独自運営でこの新人賞を継続開催。)
また、出版内容の観点で言えば麻雀関連の書籍に強みがあります。
上記のアカギ以外にも、複数の麻雀マンガを掲載した「近代麻雀」という雑誌を発売しています。(日本初の麻雀専門雑誌として有名)
この雑誌のためか麻雀の出版社といえば真っ先に竹書房が浮かんで来る方も多いと思います。
竹書房の出版の評判とその特徴
上記の通り、竹書房出版の強みは4コママンガ及び麻雀です。
4コママンガについては専門誌を持ち、またマージャンについては書籍に留まらず麻雀解説動画配信やDVD販売を行うほどに力を入れています。
なお、その他の出版物としてはグラビア写真集やホラー小説、官能小説などが有名です。かなりジャンルを特化してターゲットを絞った出版活動を行っており、中々面白い経営を行っています。
竹書房に対する著者からの評判は確認出来ませんでしたが、その運営スタイルから「攻めすぎ」「エロで本社ビルを建てた」などと揶揄されることもあるようです。
また竹書房の編集者も過去に「うちの部署は編集者同士が、殺るか殺られるかの雰囲気です。」とツイートしたことがあり、ほのぼのとした雰囲気ではないことは間違いないようです。
以上のことより、4コママンガ、麻雀、ホラー小説などの書籍の出版を希望する方は、竹書房への持ち込みを検討してみても良いと思います。
各雑誌や書籍の編集部にて、事前に電話で問い合わせれば、受け付けてもらえる可能性があるようです。
なお竹書房では自費出版は行っておりません。
そのため初めての出版の方などは、他の出版社でまずは実績をつけることをお勧めします。