【出版社情報】中央経済社の特徴と評判、その傾向(メリットとデメリット)
中央経済社とは?
正式名称 | 株式会社中央経済社 |
本社所在地 | 東京都千代田区 |
強いジャンル | 教科書 資格書など |
代表作 | 会計学 簿記検定試験対策書など |
*画像は公式サイトより引用
会計学に特化した専門出版社
中央経済社は1948年の創業の出版社です。得意なジャンルは学術書で、会計学の分野に特化しています。
主な出版物を見てみると、多くは大学などで使われる会計学の教科書や簿記試験や税理士、公認会計士試験などの国家試験対策の参考書となっています。
その数はおよそ3,000冊といい、専門書の刊行数で言えば国内でも最大級といって良いでしょう。
出版されている書籍は会計事務所や企業の経理部門の社員向けのものも多くありますが、簿記試験や公認会計士試験といった資格受験生向けの書籍も多いです。
これらの資格は社会人以外に大学生の受験者も多いため、会計学というお堅いジャンルですがイラストなども交えた分かりやすい書籍の量も増えているようです。
また、その専門性を活かし、会計系の資格取得志望者向けの通信教育のサービスも行なっています。
例えばeラーニングのサービスがありますが、インターネット上の評判を見ると「通勤の隙間で手軽に勉強を出来て良い」などの声が見られます。
なお「ザ会計学」というジャンルから離れると、会計学の知識を用いたビジネス専門書や、「税務手帳」なる独自の手帳の開発なども行なっているようです。
他にもその会計の専門性を活かし、投資家へ向けた専門書籍の出版も行なっています。
参考:中央経済社の出版本の一覧
中央経済社の出版の評判とその特徴
中央経済社は競合の出版社が見当たらないほど会計学への専門性に特化した出版社です。
またそこから派生して周縁のジャンル(コーポレートファイナンス、投資など)も扱っています。
従って読者層は経理系の職種の会社員、投資家、経営者などに集中しています。
そんな中央経済社から本の出版をしたい場合、やはりまずはそのジャンルの専門家になる必要があります。
実際の著者を見ても大学教授、公認会計士などの士業、企業の幹部や経営者などがほとんどです。
なお自費出版やカスタム出版(企業出版)に関しては受け付けていないようなので、中央経済社から出版をしたい場合は王道ルートから正面突破を目指し頑張ってください。