【出版社情報】福音館書店の特徴と評判、その傾向(メリットとデメリット)
福音館書店とは?
正式名称 | 株式会社福音館書店 |
本社所在地 | 東京都文京区本駒込 |
強いジャンル | 児童図書、絵本 |
代表作 | エルマーの冒険、ぐりとぐら、など |
*画像は公式サイトより引用
超有名な絵本を多数出版している福音館書店
福音館書店は1952年創業の児童図書をメインに取り扱う出版社です。
現在は絵本の出版社として有名ですが、かつては宣教師が伝道を目的として設立したという背景があり、企業名に「福音」というキリスト教由来の言葉が入っています。
1956年に「こどものとも」という画家によるイラストを加えたペーパーバック版の月刊物語絵本を出版以来、誰もが一度は読んだことがあるであろう非常に有名な絵本を多数世に排出してきました。
例えば、どんな大人の方も小さい頃に読んだことがある有名作品では「ぐりとぐら」「はじめてのおつかい」などがあります。
また、絵本や児童書は国内の物に限りません。
「エルマーの冒険」や「ピーターラビットの絵本」など海外で注目され有名になった児童書の翻訳版の出版も行っています。
このジャンルも大変評判が良く、発行部数が多い作品が目白押しです。
また雑誌でも、絵本と科学を融合させた「かがくのとも」という月刊誌も発刊しており、こちらも読者より厚い支持を得ています。
福音館書店の出版と評判、その特徴
福音館書店は児童向け絵本に特化しており、その広く知られるブランド力が特徴の出版社です。
そのため、有名な作者の作品も多く集まりやすく、定期的に原画展のような絵本の展示まで行っています。
そんな福音館書店で本を出版したい場合、正統派ルートは有名な絵本作家として実績を積むことです。
実際、福音館書店で出版したい人は多く、ハードルも非常に高いので、生半可な実力では出版することは出来ません。
いきなり福音館書店で出版するのではなく、まずは他の出版社で絵本を出版し、出版実績を積みながら実力をつけるのが良いでしょう。
なお、福音館書店では自費出版は行なっておりません。
ただし「福音館書店 編集部 投稿原稿係」宛に、執筆した絵本のカラーコピーを郵送または宅配便で送付すれば、担当者に見てもらうことが可能です(持ち込みは不可。またCDなどでの送付も不可)。
とはいえ、送付した原稿にフィードバックはありません。
「福音館書店で出版できるか否か」という判断のみ、最速数ヶ月後ハガキにて回答があります。
【投稿先】
〒113-8686 東京都文京区本駒込6-6-3
福音館書店 編集部「投稿原稿係」
ここで無駄な時間を使うよりは、やはりまずは研鑽を積み実力や出版実績を付けるのが重要です。