【出版社情報】羊土社の特徴と評判、その傾向(メリットとデメリット)
羊土社とは?
正式名称 | 株式会社羊土社 |
本社所在地 | 東京都千代田区神田町 |
強いジャンル | 医学書 など |
代表作 | 実験医学 など |
*画像は公式サイトより引用
医学書に特化した実力派出版社
羊土社は東京都千代田区に本社を構える1979年設立の比較的若手の医学専門出版社です。
メインの取り扱いジャンルは医学専門出版社のため医学書のみです。
しかし出版書籍の層が狭い代わりにその分野に関しては多くの実績があります。
2017年の紀伊国屋書店ランキングで69位、丸善ジュンク堂書店で50位と複数の書店ランキングでベスト100に入っています。
また2015年のAmazon「和書および雑誌部門」ランキングでも48位と医学書出版として実力のある出版社です。
専門の医療分野の中でも臨床医学や教科書に強く、雑誌など定期刊行物も出版しています。
例を挙げると「Gノート」という総合医療の書籍では現場医療や地域医療に多職種との連携など、医学に関する総合的な知見を得られることから多くの医療従事者に読まれています。
書籍の例を挙げると「実験医学」という雑誌は生命科学の最先端技術の内容が書かれており有名な大学の教授や専門家による編集が行われていたため、その世界では非常に評判が高かったです。
羊土社の出版の評判とその特徴
羊土社の出版の特徴は医学書に特化した専門性の高い出版にあります。
そのため教科書や国家試験の対策本に厚い支持があります。
具体的には「レジデントノート」という書籍は研修医に向けた月刊雑誌となっていて医師の卵である研修医からの評判が高いです。
その他にも医学部向けの教科書や、その付随サブテキストや書籍の定期購読など医学の部門では現在幅広く手を伸ばしつつある出版社です。
羊土社は医学書の専門出版社であるため、一般からの自費出版は請け負っていないようです。
このような専門出版社で出版を行いたい場合は、まずその分野の研究などで名前を挙げた上で正式な出版に踏み切ることが近道となりそうです。