【出版社情報】KADOKAWA(角川書店)の出版の特徴と評判、その傾向(メリットとデメリット)
KADOKAWA(角川書店)とは?
正式名称 | 株式会社KADOKAWA |
本社所在地 | 東京都千代田区 |
強いジャンル | 雑誌、文庫本(アニメ系、映画、ラノベ) |
代表作 | ザ・テレビジョン、東京ウォーカー、涼宮ハルヒの憂鬱、竜とそばかすの姫、聖域など |
本だけじゃない!ニコニコ動画の運営や映画・ゲーム製作もこなします。
親会社のカドカワは、2014年にKADOKAWAと、ニコニコ動画を運営するdwangoが経営統合し設立。
角川親分の印象が強い出版社ですが、ドワンゴと提携する等、次世代への取り組みが比較的進んでいる出版社です。
Webサービス事業、出版事業、映像・ゲーム事業、その他を事業領域としています。
角川書店を源流に持つKADOKAWAは、出版事業だけでも売上高1,000億円規模の最大手の出版社のうちの1つと言えるでしょう。
「不易流行」を経営理念とし、変化を恐れずに挑戦をし続け、ネット時代の新たなビジネスモデルとなる“世界に類のないコンテンツプラットフォーム”を確立することを目指しています。
まさにメディアミックス。他とは一味違う魅力があります。
書籍などひとつのコンテンツでのヒットに端を発し、アニメ、映画、ゲームなど複数のコンテンツを横断して展開するメディアミックス戦略を得意としています。
さらには近年クールジャパンという言葉とともに、ジャパニーズオタク文化の輸出に一役買い、海外進出にも積極的な企業です。アメリカや中国にも拠点があるようです。
KADOKAWAで出版することが叶えば、あらゆるコンテンツから全世界に発信され、著名人の仲間入りをすることも目ではありません。
日本最大手の出版社のうちの一つ! 教科書からBL本まで。
出版事業は、あらゆるジャンルの本を出版しています。
特に教科書や辞書などで、その名を知った方が多いと思います。
小説では、「ラプラスの魔女」「ナミヤ雑貨店の奇蹟」など東野圭吾作品や、「夜は短し歩けよ乙女」「図書館戦争」が有名、学生時代に読んだ!という聞き慣れた有名作品がたくさんあります。
エッセイではコムドットやまとさんの「聖域」という作品が、発売からわずか3ヵ月で40万部と大ヒットし一躍有名となりました。
ベテラン作家や人気作家の作品に加えて、「電撃大賞」や「えんため大賞」等の多彩な新人賞における新人の発掘を行っています。
また、新文芸をはじめとした新ジャンルの開拓や児童・学生向けの書籍の拡販を目指しています。
KADOKAWAで出版したい方はどうしたら良いのか?
KADOKAWAは最大手の出版社のため、基本的には自分が有名人になりお声がかかるのを待つか、出版系のコンテストで賞を取るなどするのが王道の出版ルートです。
一方で、KADOKAWAは多岐に渡るレーベルを所持しており、例えばライトノベルのレーベルだけでも下記に列挙したものがあります。
■KADOKAWA系列のライトノベルのレーベル一覧:
電撃文庫
角川スニーカー文庫
富士見ドラゴンブック
富士見ファンタジア文庫
MF文庫J
ファミ通文庫
NOVEL 0
角川ビーンズ文庫
角川ルビー文庫
ビーズログ文庫
ビーズログ文庫アリス
ジュエル文庫
B-PRINCE文庫(リブレと共同)
L-エンタメ小説
従って、こういったレーベルで自身の書きたい本と同じジャンルの本を探し出し、その発刊元に直接コンタクトを取ってみるというのも、場合によっては有効かもしれません。
文庫本はなかなかハードルが高いですが、ライトノベルなどの新しいジャンルであれば、多少敷居が低い可能性があります。
なおKADOKAWAでは自費出版の取り扱いはありません。
自費出版にご興味のある方は、以下の記事に自費出版の取り扱いがある会社をまとめておりますのでご参照ください。