童話の自費出版の全て:具体的な自費出版の費用と手順、おすすめの出版社まとめ
童話の自費出版の疑問を全て解決します。
「自分で童話を出版したい」
「たくさんの子供たちに自分の書いた本を読んでほしい」
しかしながら「童話 x 自費出版」と検索して出てくる記事は、書籍の紹介や童話と絵本の記事ばかり。
特に童話の出版については、他ジャンルの本に比べて少ないため情報も不足しています。
客観的な観点でどの出版社から出版すれば良いのか、どの出版社が費用が最も安いのか、などが分からないという方も多いです。
そんな方々のために今回は童話の自費出版の具体的な方法について解説し、客観的に妥当な費用と当サイトのオススメ出版社を紹介してまいります。
詳しい解説を始める前に、みなさんは童話と絵本の明確な違いはわかりますか?
これら2つは、よく混同されがちですが明確な違いがあります。
・童話:ストーリー重視、文章多め、イラスト少な目
・絵本:イラスト重視、文章少な目、ほぼ全ページにイラスト
童話は話が重視されるため文章が多く、イラストは挿絵や表紙デザイン程度で用いられます。
その反面絵本はイラストが重視され、対象年齢も低めなので文章は少ないです。
そのためストーリーに強い出版社を選ぶと童話の自費出版は成功に近づきます。
〜この記事でわかること〜
・童話の出版の流れ
・童話の自費出版にかかる費用と格安で出版する方法
・童話の出版をするならどこの出版社がおすすめ?
・コラム
童話の自費出版にかかる費用
童話の自費出版にかかる費用の相場例を目的別にパターン分けしてみました。
■ケース1:友人や親戚に配布:
ソフトカバー B5
本文カラー 30P
流通なし 10部
装丁自作
校正1回
約15万円
■ケース2:ネット、個人販売:
ソフトカバー B5
本文カラー 40P
Amazonで流通 50部
装丁自作
校正1回
約50万円
■ケース3:書店配本、本格的な販売:
ハードカバー B5
本文カラー 100P
委託配本希望 500部
装丁デザイナー依頼
校正2回
約120万円
当然、販売目的によって費用は大きく変動します。
また、書店での販売を希望する場合は、用紙や印刷の質にもこだわる必要があるため、おのずと高額になってきます。
ただざっくりの相場を理解しておけば、出版社に不当な金額を請求され、騙されるリスクを減らすことができるので覚えておくとよいでしょう。
なお、紙の質を落とす、デザインを簡略化するともっと格安で出版することも可能です。
このレベルのイメージの書籍にしたいという例があれば、その本を出版社に持ち込んで「同じ品質の本だといくらになるのか」を聞いてみてください。
そうすれば出版社との値段交渉の際にトラブルになる心配もなく、安く出版することが可能です。
童話の自費出版を行う際の手順と流れ
童話を自費出版する際の基本的な手順は以下の通りです。
~童話の自費出版の具体的な流れ~
①ストーリー、コンセプトの決定(数日~1週間)
②出版社の見極め(数日)
③出版社との相談(数日)
④見積もりと契約(数日)
⑤原稿提出、デザイン決定(2週間)
⑥校正(2,3週間)
⑦出版部数の決定、完了
ここで重要視すべき項目は①見極めと④見積もり、⑥校正です。
①出版社の見極めでは各社から資料請求することをおすすめします。
出版社ごとに得意なジャンルに偏りがあるため、自分のコンセプトに適した出版社を選ぶためにも、各社の資料を比較し判断を行う必要があります。
④見積もりに関しては下記、童話の出版費用にて詳しく解説します。
⑥校正、童話ではストーリーが重視されるため文章の校正に時間をかけた方が良いです。
費用はかさむかもしれませんが、出版社と交渉して校正回数を増やすことをおすすめします。
上記の手順で、出版までに3〜6ヵ月かかります。
なお、上記のように箇条書きにされた本出版の流れを見ても良く分からない・・・という方もいらっしゃると思います。
その一方で、出版について細かく説明している他サイトを見ても、ごちゃごちゃして良く分からないと思うと思います。
その意味で、ご自分の状況に照らして考えたい方は、出版社に直接流れを教えてもらうというのがオススメです(後述します)
童話を自費出版する上で、おすすめの出版社はどこ?
童話を自費出版するにあたって、出版社選びが最も重要なプロセスです。
おそらく多くの方は、下記のように考えているのではないでしょうか。
費用が安くて、担当者の対応が丁寧で、本の質や満足度も高く、評判が良い出版社がいい・・・
上記の観点から、当サイトでは「パレードブックス」での自費出版をオススメしています。
■パレードブックスでの自費出版がオススメの理由:
・自費出版を専門的に扱っているため実績豊富
・童話のようにストーリーに拘った作品が得意
・料金体系が明快なのでトラブルになる可能性が低い
・専門的なスタッフが多いため、初めての方でも相談がしやすい
パレードブックスの出版資料は以下から無料で入手できます。
出版する書籍のデザイン例集、費用の説明、流れの解説等が分かり、また不明点は同封の担当者に電話をすると、丁寧に教えてくれるため、まずは無料で資料を取り寄せてみることをオススメします。
参考:【出版社情報】パレードブックスの特徴と評判、その傾向(メリットとデメリット)
コラム
・童話を書く際のテクニック
童話は基本的に子供向けの作品です。そのため語彙があまり難しくならないように注意してください。
また登場人物を動物にしてみると子供のウケがいいかもしれません。
しかし子供向けだからといって内容を簡単にしすぎると面白味に欠けてしまいます。
有名な作品の例を挙げると「100万回生きたねこ」という作品では、生と死という大人でも考えてしまうテーマを見事に子供向けに描いています。
・ストーリーが浮かばない場合
ストーリーに困った場合は過去の童話を参考にするほかに、歴史書も参考になるかもしれません。というのも童話の中では国、王様といった背景が描かれることも多いからです。
歴史書や偉人伝からストーリーの種が見つかる可能性は大いにあります。