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売れる本のタイトルの文字数は何文字がおすすめ?

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売れる書籍のタイトルは何文字がおすすめか?

売れるタイトルを付けたい!

本の出版を考えている著者の方々が皆ぶつかる悩みです。

その際に「本のタイトルを長くしてみようかな、長い名前で売れている本って結構あるみたいだし」と、長さを武器にタイトルを印象付けられないかと考えるのは、多くの方が通る道です。

では、本のタイトルはどれくらいの文字数、長さが良いのでしょうか。

参考:1冊の本にはどれくらいの文字数が必要か?

長いタイトルは1つの手法。文字数は決定的な要素ではない。

結論から言うと、この長さなら売れるという文字数はありません。(ラノベの場合は後述)

売れる本にはいろんなパターンがあり、その一つとして「長いタイトルの本」は確かにあるのですが、短いタイトルで売れている本もたくさんあります。

つまり、長さや文字数自体が決定的な要素なわけではないのです。

長いタイトルはあくまで印象を残す手段の一つであり、インパクトを残す方法は他にもたくさんあります

■印象的な売れる本のタイトルの付け方 例:
・命令形にする
・質問系にする
・短くする
・一見矛盾があるタイトルにする
・数字を入れる
・変な違和感がある単語を入れる
・読み方が分からない感じを入れる
・流行のフレーズを入れる(2019年であれば「最強の〜」「〜の教科書」「〜らしい」など)

当然、全ての方法を盛り込めれば良いですが、互いに矛盾する要素もあり、それは出来ないですよね。

例えば、命令形と質問系、長いタイトルと短いタイトルはそれぞれ両立出来ません

文字数が多いタイトルのライトノベルが非常に多いからか、「本のタイトルの文字数はどれくらいの長さにしたら良いか」という観点から考えてしまう方が多いようですが、そもそもの目的は潜在的読者に本を手にとらせ、購買行動を起こさせることです。

タイトルの文字数に固執せず、自分の本のターゲットとなる読者の琴線に刺さるタイトルを付けるにはどのような手法がベストか?という観点で、本のタイトルを検討してみてください。

参考:売れる本のタイトルの付け方 入門(記事執筆中)

いいから教えろ!売れているライトノベルのタイトルの長さは何文字?トレンドは15-20文字?調べてみました。

それでもこの記事を見てくれている方は「長い文字数」で本のタイトルにインパクトを出したい人だと思います。(なろう系のライトノベル作家?)

調べてみました。

結論から言うと、タイトルの文字数は何字でも問題ありません

ただしトレンドは10-20字程度、特に15-20字程度であるようです。

ただしそれに当てはまらない例も多いため、長さが決定的な売れる本の決め手になっている訳ではありません。

■大ヒットライトノベルの例:
キノの旅 →4字
涼宮ハルヒの憂鬱 →8字
盾の勇者の成り上がり →10字
とある魔術の禁書目録 →10字
ソードアート・オンライン →11字
転生したらスライムだった件 →13字
Re:ゼロから始める異世界生活 →15字
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 →20字
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか → 26字
転生賢者の異世界ライフ 〜第二の職業を得て、世界最強になりました〜 →32字

<参考>
なお2019年現在発売されているライトノベルで最も長いタイトルは69文字なようです。

■長いタイトルのライトノベルの例:文字数69文字
(この世界はもう俺が救って富と権力を手に入れたし、女騎士や女魔王と城で楽しく暮らしてるから、俺以外の勇者は)もう異世界に来ないでください。

また、下記のツイートの検討によると、売れているライトノベルのタイトルの文字数は13-21字が多いようですね。

本のタイトル付けの参考にしてください!

参考:出版社にあなたの本を出したいと思わせるには?

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