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著者が自ら行う書店への営業は有効か?

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書店への営業は行うべき?:

出版社ではなく、著者自身が営業を行うケースのお話です。

そんなに高い頻度ではありますが、まれにあります。

これは、書店の傾向と担当者の性格による部分が大きいので、正直なところ「絶対にやるべきだ!」と言うことはできません。

ただし、この営業が成功すれば、新刊はもちろん本が発売された後でも、まだまだ平置きや目立つ陳列を狙える可能性はあります。

「新刊コーナー」以外にも、書店は必ず「本を売る」という工夫を凝らしているので、様々なコーナー作り、棚づくりをしています。

「棚づくり」や「コーナー作り」は、もちろんデータやランキング、口コミに基づいた陳列になっていることは間違いありません。

しかし、「本屋・書店がプロデュースしたベストセラー」も過去に多く存在していることも事実です。

●代表的なものでは「本屋大賞」:

 

「本屋大賞」はランキングやベストセラー、インターネット上の評判などは関係なく、純粋に全国の書店員のアンケートからランキングされています。

 

「本を愛する書店員が選ぶ本」なので、面白いに違いない!という期待度・注目度も高く、本屋大賞にランクインした書籍はそのあとほとんどのものが売り上げを伸ばしています。

特集コーナーは季節に沿って作られたり、担当者の思いつきで構成されます。

例えば受験シーズンであれば、参考書のコーナーがぐんと広がります。

ある恋愛小説が映像化されると、恋愛小説ジャンルというくくりで特集コーナーが作られることもあるでしょう。

基本的な棚作りはランキングや売れ筋商品のデータを元に構成されていることは当然ですが、特集コーナーの構成は担当者の好みによる部分も多いので、自由度の高い展開が可能です。

「棚を見れば、その担当者の好みがわかる」とまで言われるほどです。

そしてまた、実際には書店員も「どんなコーナー作りを展開していこう」と日々頭を悩ませているのです。

そこで、もしも懇意にしている書店があれば、その書店に出向いて営業をかけてみるのもいいでしょう。

特に地域に根付いているような地域密着型の書店であれば、その地域の出身・在住の作家を応援してくれる傾向があります。

書店員時代の自分を思い出しても、作者さんが直接営業に来られた場合、私は無下にするということは決してありませんでした。

ダメで元々という気持ちで、一度チャレンジしてみてもいいのではないかなと思います。

ただし、もしも「サイン本」や「サイン会」などの企画になりそうな場合には、出版社と必ず相談をしてください。

直接本にサインを書き込む「サイン本」は書店の買取販売になります。

買取販売は返品ができないので、のちのち書店が困ってしまう事態になりかねません。

サイン色紙程度でしたら自由に贈答しても構わないと思いますが、何にせよ著者自身が勝手に動くよりも出版社を介して企画したほうが後々のトラブルを防ぐことができます。

あくまでも「書店側の損失にはならない」ということを意識しながら行う分には、書店への直接の営業は有効ではないか、と私自身は考えています。

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