知人が本を出版した!お祝いはどうしたらいいの?
出版した知人へのお祝いはどうするべき?
自分が本を出版した場合ではなく、知人が本を出版した場合のお祝いについての記事です。
知人が本を出版した場合、その方との関係にもよりますが、もしも出版記念パーティーに招待されたのであれば、できる限り参加することが何よりのお祝いだと思います。
場所がホテルなど、かなりしっかりした場所で開催される場合であれば、出版祝いのご祝儀として1万円程度を包むのが通例のようです。
大げさなものではなく、ほんのささやかな食事会でしたら、花束でも喜ばれるでしょう。
また、ごく親しい仲間内、身内が著作を出版された場合には、むしろ積極的に、(パーティーというほど大げさなものではなく)ささやかな出版祝いの場を設けてみるのもいいのではないかと思います。
派手な出版祝いは、ご本人が辞退されることもあるかもしれませんが、いずれにせよ、お祝いの言葉はぜひ伝えて差し上げてください。
出版した本をもらった!お祝い返しは必要?
企画出版(通常の出版)の場合、作者の元に数冊、完成した本が送られてくることがほとんどです。
これは作者自身が個人的に家族などのお世話になった人や、読んでほしい人に贈呈するため、予め出版社がくれる献本分です。
お母さんへ贈りたい、友人に贈りたい、恩師に贈りたい。
誰しも、自分がもしも本を出版したら、そうやって「お世話になった誰かにプレゼントしたい」という気持ちを持つはずです。
(ちなみにマスコミや宣伝用の献本は別途用意されていることが多いです)
著者から献本された場合、その人は自分の財布を痛めているわけでもありません。
贈呈された本代としてお金を返したり、お祝い返しの品を送る必要はないのですが、お祝いの気持ちや感謝の気持ちを込めて、ささやかな品とお礼状を添えるのがスマートでしょう。
送る品は、花束でも構いませんし、その方とのおつきあいが深く趣味がわかるようであれば、その人の好みに合うような雑貨やお茶でもいいでしょう。
もしもそれがあなたのお子さんなら、長い時間をかけて執筆してようやく出来上がった自分の本は、第一にお母さんへ、お父さんへと届けたいはずです。
その気持ちを充分に汲んであげれば、特別なお礼などなくても、「おめでとう」という気持ちといたわりの言葉だけでも充分ではないかなと思います。
献本をもらったわけではないし、パーティーを企画するほどの間柄ではない場合。
ものすごく仲がいいわけではなけれど、それでも付き合いが今現在もある、もしくは過去にあった。
何かお祝いになるようなことをしてあげたい友人・知人・同僚相手には、どのようにお祝いの気持ちを伝えればいいでしょうか?
LINEやメール、手紙や電話で直接お祝いの言葉を告げるだけでももちろん充分だと思います。
ただ、個人的に「これはしてもらえたら嬉しいな」と感じることがありました。
それは、Twitterやfacebookで本の宣伝をしてあげる、ということです。
私の友人の兄が何冊か本を出版しているのですが、お兄さんの本を話題にした投稿をfacebookでときどき見かけます。
確かこれまでに2冊の本を出版しているのですが、本を出版する度にお祝いの言葉と簡単な紹介文を添えた本の写真を投稿を目にしているので、
こちらもなんとなく、お兄さんの名前や本のタイトルを覚えてしまうものです。
友人のお兄さん、という親しみもあるので、やはり書店に向かうと、お兄さんの本を探してしまいますね。
お礼状の挨拶文の一例
この度はご出版おめでとうございます。
長く続けられていたご成果がいよいよ形になりましたこと、お喜び申しあげます。
早速素晴らしいご作品を拝読させて頂きました。
〜簡単な感想〜
次回の執筆も楽しみにしております。
それでは、今後のご活躍をお祈りいたします。
お礼状に、何よりも大切なのは
「お祝いの気持ち」
「本を読んだ感想」
この2つがきちんと伝わるようであれば、特に形式にこだわる必要はありません。
年配の方(上司や恩師)であれば、季節の挨拶文などをそれぞれ加えて、より丁寧なお礼状にするのもいいと思いますが、親しい関係であれば、大げさな挨拶文も必要ないでしょう。
本を出版した人間にとっては、本の感想や励まし、いたわりの言葉が何よりも嬉しいものです。
それでも、お礼状や挨拶文をどうしよう、と悩まれる方もいらっしゃいますので、簡単な挨拶文を載せていますが、あまり形にこだわらず、どうか正直な気持ちを伝えてください。
当然、きちんと本を読んだ上で感想を伝えるのがベストです。
が、どうしても時間がない、趣味に合わない、読むのが苦痛だ、読んだけれどよくわからなかった・・・ということであれば、ごくごく簡単に
「楽しませていただきました」
「大変参考になりました」
というありきたりな一文でも構いません。
ほんの一言だけでも、本に関する言葉は入れておきましょう。