自費出版でカモにされないための対策!トラブルを回避するための秘訣とは?
自費出版でカモにならないために
自費出版は、著者が自身の作品を出版するために、自分で費用を出してで出版する方法です。
自費出版は著者にとって自分の作品を世に送り出す素晴らしい手段ですが、その一方で詐欺業者や不正な出版サービスというリスクも存在します。
この記事では、自費出版でカモにならないための方法と、実際のトラブル例を通じて注意すべきポイントを詳しく説明します。
自費出版でカモにされるリスクと危険性
まず、自費出版において詐欺業者からカモにされるリスクを簡単にご紹介します。
■高額なサービス料金
詐欺業者は、高額な編集、カバーデザイン、印刷、販売サービスを提供し、著者から大金を取ろうとします。
詐欺業者が提示する料金は通常の市場価格を大幅に上回り、著者にとって不当な負担となります。
■不透明な契約条件
不正な出版サービスは、契約書に不透明な条件を記載し、著者が契約内容を理解できないようにすることがあります。
これにより、後で追加料金を請求するなどのトラブルが生じる可能性が高まります。
■著作権の問題
一部の詐欺業者は、契約によって著作権を奪おうとします。
これにより、著者が自分の作品に対する完全な制御を失う可能性があります。
■品質の低下
不正な出版サービスは、編集、校正、デザイン、印刷などの品質を犠牲にし、低クオリティな作品しか作れないことがほとんどです。
■販売とマーケティングの不備
詐欺業者に依頼した場合、マーケティング能力が低く広告を打てなかったり、人脈がないため書店に流通できないことがあります。
結果として、書店流通ができないため、作品が読者に届かないこともあります。
総じて著者側に大きな金銭的負担や書籍のクオリティを下げるものばかりです。
せっかくの出版なのに、詐欺業者に台無しにされては最悪ですから、次で示すような対策を講じることが大切です。
自費出版でカモにならないための対策
自費出版でカモいならないためには、以下の3つの方法を実践すると良いでしょう。
■ 情報を集め知識をつけておく
■ 契約書上の注意点を学ぶ
■ 実績のある出版社を選ぶ
情報を集め知識をつけておく
インターネット上には自費出版に関する情報が豊富にあります。
ブログなどウェブサイトなどを活用し、他の著者からのアドバイスや経験を学びましょう。
とくに自費出版のプロセスや一般的な費用感をメインに勉強しておきましょう。
また書籍で学ぶことももちろん大切です。図書館や書店に行き自費出版に関する書籍を読み要点をおさえておきましょう。
成功した自費出版者の事例やインタビューを読んで、彼らがどのように成功を収めたのかを理解することも大事です。
当サイトでも豊富な体験談や費用に関わる記事を掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください。
参考:自費出版の費用はいくら?各社比較した予算相場や目安、費用削減方法や予算の考え方もご紹介!
契約書上の注意点を学ぶ
契約書と聞くと身構えてしまいますが、以下の要点を知っておけば大丈夫です。
・ 著作権の保持: 契約によって、著作権を奪うことがないか確認しましょう。
著者が自分の作品に対する完全な著作権を持つこと、またその内容を書面で残すことが重要です。
・ 追加料金と契約期間: 契約において、追加料金や契約期間について十分に理解しましょう。
急に高額な追加費用を請求されることや、長期間の契約に縛られることを避けるために、契約内容をよく確認しましょう。
・ 法的アドバイスの活用: 契約書を理解することが難しい場合は、法的な専門家のアドバイスを受けることを検討しましょう。
弁護士や法律アドバイザーに契約書をチェックしてもらい、不明瞭な点やリスクがないか確認すれば問題ありません。
知り合いにツテがあれば一番ですが、ない場合はクラウドワークスなどで外注することも可能です。
実績のある出版社を選ぶ
ここが注意点をご紹介してきましたが、安心して出版できる出版社を知っておくことが最も重要です。
せっかく出版するなら最高のクオリティの一冊にしたいですし、何より担当者の質が低くてコミュニケーションでトラブルになることは避けたいですよね?
パレードブックスなら出版実績は申し分ないですし、自費出版専門社ならではの経験豊富な実力派担当者が出版のアドバイスをしてくれます。
*こちらからパレードブックスの出版資料が入手可能です。
本の出版に関する知識や、出版までの流れ、コスト感をバッチリ把握できます。
いずれにせよ、資料請求だけなら無料なので、出版を希望する方は、出版パンフレットをゲットしておくと良いでしょう。
さらには資料には無料相談会やセミナーの案内もありますので、手元に持っておくことをお勧めします。
自費出版で起こりうるトラブルと具体的な事例
自費出版で起こりやすいトラブルは以下の通りです。
実際のケースを学び、事前にイメージしておくことでトラブル回避に繋げましょう。
■ 高額な編集料金を請求されるケース
詐欺業者は著者に高額な見積もりを出してきます。
トラブルの発端は、契約書に書かれた編集サービスの内容が非常に曖昧であることが多いです。
曖昧だからこそ高額になる、という理由付けができてしまうからです。
契約書には「編集サービス」としか記載されていないケースがあり、具体的な編集範囲や対象となる原稿の長さについては抽象的に書かれています。
結果、編集の範囲も限定的で、誤字脱字の修正や文法のチェックすら行われず、質の低い出来上がりとなってしまいます。
■ 著作権侵害
著作権周りのトラブルも多々あります。
契約書には、著作権に関する条件が含まれていない場合は要注意です。
著者は自分の作品に対する著作権を失うことなく出版するつもりで契約を締結しますが、
実際に出版された後は作品に対する著作権を完全に奪われてしまいます、、、
その後、詐欺業者は著者の小説を改変し、別の著者名で再販売するといった悪質なケースもあります。
■ 編集者との対人トラブル
自費出版は著者の思うように表現できることが大きなメリットです。
ところが、出版社側の都合を全面的に押し出したアドバイスや編集をされることによるトラブルは後を絶ちません。
商業出版ならば、出版社の都合第一になることはわかりますが、自費出版でそれをやられて意味がありません。
もちろん正当なアドバイスなら聞くべきですが、明らかに出版社に都合の良いアドバイスはスルーしても問題ないでしょう。
■ 書店に並ばない
担当者から有名書店に並ぶと言われたのに、実際に行ってみると陳列されていない・陳列されていても端っこに少しだけ、
と言ったような、「事前の条件と異なる」ことでトラブルになるケースがあります。
これは先の対策にあるように、条件を記録に残しておくことで抗議することが可能です。
もちろん予期せぬトラブルという場合もありますが、基本的には事前準備をしっかりすることで避けられます。
出版する場合は事前に知識を蓄え、カモにならない準備をしてから臨むようにしましょう。
自費出版カモにならないためのコラム
大まかな対策は先ほどご紹介しましたが、最後にカモにならないための細かいポイントをご紹介しておきます。
・担当者の名刺はしっかりもらっておく
担当者が誰なのか、また連絡先はどこなのか、これをおさえておくことは契約を結ぶ際というかビジネスの基本です。
後になって誰と話したかわかりませんでは、トラブルになった際に著者側が圧倒的に不利になってしまいます。
また詐欺を働くような出版社は名刺を出すことを嫌がるケースもあるので、名刺確認が詐欺予防になることもあります。
・契約書のサインは案を貰ってから一週間後
契約書におけるトラブルが多数あるのは先ほども述べた通りです。
特に契約書を貰った直後というのは、これから始まる出版に熱が入り、どうしても周りが見えなくなってしまいます。
だからこそ、カモにされないためにも契約書案をもらってから少なくとも1週間は考えて確認する時間を設けるようにしましょう。
まとめ
最後に自費出版でカモにならないための対策をまとめておきます。
■ 事前にネットや本で情報を集め、出版における明確なイメージと知識を持っておく
■ 契約書上の注意点を学び、不明瞭な部分は契約前に質問し認識を合わせておく、また証拠を残す
■ 何より安心して出版できる実績のある出版社を選ぶ
自費出版は本を出したい方にとっては素晴らしいサービスです。
しかし一定数悪徳業者がいることも事実ですから、そのような業者は回避できるよう事前準備をしっかりとして最高の出版をしましょう。