具体的なプロットの作り方 〜プロット作りは小説の必須技術〜
この記事のライターの本出版体験談はこちらです。
私は作家になるまでプロットという存在自体をまるで知りませんでした。
編集部の人(のちの初代担当さん)が「では、まずプロットを提出していただき……」とおっしゃった際に「あの、プロットってなんですか?」とオズオズ聞いて、絶句をいただいたことは今でも覚えています。
出版を行う編集部の人として、書き手がプロットの存在を知らないということが、衝撃だったようです。他の作家さんたちも、その話をするととてもビックリします。
わたしから言わせれば「どこでそんな知識を得るの?」とか思うわけですが……ただただ自分が不勉強だっただけなのかもしれません。
プロットとは、作品を書く前に作品の概要とキャラクター、設定などを全て書き記したものです。
あらすじも起承転結すべて書きます。
本に記されているあらすじのように、変な濁し方などはしません。
最初から最後まで、オチや裏設定なども隠さずにすべて書きます。
参考:プロットとは?:
プロットとは、ストーリーの要約である。プロットはストーリー上の重要な出来事をまとめたものであり、重要な出来事とは、後の展開に大きな影響を与える出来事である。すなわち、プロットは出来事の原因と結果を抜き出したものである。・・・プロットはストーリーとは異なる。プロットは因果関係であり、ストーリーは単なる前後関係である。・・・プロットはストーリーの設計図として用いられる。
引用:Wikipedia
このプロットは、出版デビューをすると必ず編集部に提出しなければならなくなります。
どんなに嫌がっても駄々をこねても許してもらったことがないので、諦めて今でもプロットをがんばって作っています。
本当にプロット作りは必須技術なので、小説を書くのと同じくらいプロット作りの訓練をした方が良いと思います。
実際に私が使っているプロット:
私が実際に書いているプロットは以下の項目になります。
■私が実際に作るプロットの項目:
1. タイトル
2. 概要:内容を短くまとめたもの3. あらすじ:最初から最後まで書いたもの(話の展開順に記載)
4. 登場人物プロフィール:
【性別】【年齢】
【容姿】
【性格】
【備考】
5. 用語
だいたいこのくらいのものをプロットにまとめて提出をしています。
人によってはかなり詳細に作り込む人も多いですが、私はこの段階で決められないことも多いかなという判断で、ある程度ざっくりにしています。
実際はプロット通りに書いたことは皆無なのですが、観点として知っておいた方が良いと思います。