【出版社情報】TAC出版/早稲田経営出版の特徴と評判、その傾向(メリットとデメリット)
TAC出版とは?
正式名称 | TAC株式会社 出版事業部 |
本社所在地 | 東京都千代田区神田 |
強いジャンル | 資格検定対策書籍、ビジネス書 など |
代表作 | 真島の社労士、ゼロから作る営業ストーリー など |
*画像は公式サイトより引用
資格試験対策本で有名なTAC出版
「TAC出版」は、有名資格予備校であるTAC株式会社の出版事業部のブランドネームです。(個別の企業ではありません)
1980年に創立されたTAC株式会社は、公認会計士や税理士、簿記など、会計系の資格を中心として、各種資格試験対策の予備校事業を運営しています。
そこから派生して通信教育や参考書の出版事業を行うようになりましたが、この出版事業が「TAC出版」です。
なおTAC出版名義で出版している書籍は法律系の資格試験勉強本が見られませんが、これはTAC株式会社出版事業部がブランドネームを「TAC出版(会計系その他の本)」「早稲田経営出版(法律系その他の本)」で使い分けているためです。
TAC株式会社が予備校事業や通信教育事業で行なっている資格に対応して出版事業でも書籍出版を行なっているので、会計や法律などの資格対策本であればかなり広い範囲の本を「TAC出版」「早稲田経営出版」ブランドにて見つけることができます。
またこれらの資格試験向けの参考書も、「合格のためのはじめの一歩シリーズ」のようにレベル別に書籍が存在するので、まるっきり初心者でも一度資格試験を受けて落ちている受験生でも自分のレベルにあった本を見つけることが可能です。
また、TAC出版ではビジネス書・自己啓発書に関しても出版を行っています。
例を挙げると「ゼロから作る営業ストーリー」「NEVER LOST AGAIN グーグルマップ誕生」「「戦争と平和」の世界史 日本人が学ぶべきリアリズム」などがありますが、お固めの資格を扱う教育会社であるからか、書籍も内容が濃く学びが多いものが多いようです。
「TAC出版」「早稲田経営出版」の出版の評判とその特徴
TAC出版及び早稲田経営出版の特徴は、会計系・法律系を中心とした資格本・検定本に強みを持つことです。
従ってご自身が関連の資格を持つ士業である場合や、予備校講師として資格試験の勉強法を教える経験をしている場合などには、まさにうってつけの出版社と言えるでしょう。
その場合、TAC株式会社のターゲット顧客はまさに出版した本のターゲット顧客と被りますので、TAC株式会社のブランド力も相まり、本の売り上げはある程度期待出来ると思います。
なお、TAC出版・早稲田経営出版は自費出版・持ち込み出版を募集しておりません。
推測ですが、恐らくTAC株式会社が持つチャネルを利用して、独自に予備校講師などに打診し、著者を確保している可能性があります。
少数かとは思いますが、もしこのような参考書の分野で自費出版を望む方は、他の大手出版社などを頼ることをお勧めします。