自分史や自伝の作成方法とは?その書き方、例、自費出版の費用、おすすめ出版社を解説!
自分史や自伝の出版はどこの出版社ですればよいのか?
自分史や自伝を出版しようと思って調べても、あまりに多くの情報がネット上にあるため、混乱してしまうかもしれません。
しかしながらそのほとんどは出版社作成の情報であり、情報が偏っている可能性があります。
この記事ではなるべく偏りなく中庸的に、自分史や自伝、自叙伝の費用や作り方、おすすめ出版社の情報をまとめました。
是非、このまま読み進めてください。
自分史を書く目的は?どんな人におすすめ?
自分史とは「自分の人生」を整理した書籍です。
還暦を迎えたお年寄りの方の間で密かにブームとなっており、老後に自分の人生を振り返る意味や目的で執筆される例が多いです。
「老人しかやらないのか」というとそうではなく、大学生を含む学生が就活の自己分析のために作成するケースも多々見られます。
このように「なぜ自分史を書くか」は人により違いますが、やはり自分史の一番の魅力は、自分自身で自分の人生を振り返ることです。
人間の人生以上に数奇なドラマはありません。
貴方の人生を自分史という形に落とし込んだ結果、それを面白いと思ってくれる人は間違いなく多いはずです。
自分史の出版費用は条件により大きく異なります。
まずは一番気になるのは制作費用でしょう。
目的別の料金例を解説します。
■ケース1:自分のためだけに1冊出版する
・ソフトカバーB6
・文章モノクロ 100P
・書店流通なし 1部
→約6,000円
■ケース2:自分と近しい家族の分を出版する
・ソフトカバーB6
・文章モノクロ 100P
・書店流通なし 10部
→約4万円
■ケース3:自社の社員向けに出版する:
・ソフトカバーB6
・文章モノクロ 200P
・書店流通なし 200部
→約30万円
■ケース4:書店流通させ、たくさん販売する:
・ハードカバー四六判
・文章モノクロ 200P
・書店流通あり 1,000部
→約200万円
上記の通り、ページ数やデザインによって費用は大きく変わります。
ケース1のように1刷だけの出版であれば、費用は当然安くなります。
また出版社を経由せずに、印刷会社(製本会社)にて自分で本を制作することも出来ます。
その場合は費用はより安く抑えられますが、以下のようなトラブルが散見されるので、当サイトとしては印刷所での出版はお勧めできません。
■印刷会社での出版トラブル事例:
・出版社編集者による校閲がなく誤字脱字多数のまま出版してしまった
・出版してから内容構成がひどいと気付いた
・思っていたのと異なる質の用紙を使われた
・その他、金銭面でのトラブル
いずれにしても、まずは自分史や自叙伝の出版数が多い出版社の出版案内を手元に取り寄せることをお勧めします。
例えば文芸社は、自分史の出版実績も多く信用出来る出版社です。
まずは最大手の文芸社の情報を資料請求して確認し、その上で、その他の各出版社とメリットデメリットを比較してみると良いでしょう。(デザイン面、費用など)
■資料請求はこちら⇩
いずれにせよ、資料請求だけなら無料です。
本の出版に関する知識や出版までの流れを把握する意味でも、本の出版に興味のある方は、こちらの出版パンフレットを入手しておくことをお勧めします。
自分史の作り方。どのフォーマットが適切か?
自分史を作成する際は、はじめに自分の歴史を年表形式でまとめてみましょう。(= 自分史年表)
内容を体系的に把握することができます。
自分史年表以外にも、自分史作成で使用されているフォーマットには以下のものがあります。
■自分史作成でよく使われるフォーマット:
・自分史年表
・マインドマップ
・モチベーショングラフ
・専用のワークシート(出版社にて貰えることが多いです)
また、履歴書形式に書き出す方、パワポ(パワーポイント)のレイアウトを使う方もいるようです。
また、文章がどうしても苦手な方は、ゴーストライターに依頼するという手段もあります。
自分史執筆のライター募集後、ライターに内容を口頭で伝え、録音してもらい、それを代筆してもらう手法です。
参考:ゴーストライターに代筆を頼んで出版する方法とその費用・相場について
自分史の書き方。時系列順に書き進めれば良いのか?
大きく3つの手法があります。
■自分史の書き進め方:
・幼少期から順に書き始める(時系列型)
・エピソードベースで書く(エピソード集型)
・最も書きたい1つの観点に絞って書く(1点突破型)
時系列型は、最も書きやすい構造のため、多くの方が利用しています。
しかし、内容がつまらなくなる、そもそも書く際に思い出せない出来事が多い等の問題点も出てきます。
また、話の内容がばらけるため、まとめ方も非常に難しいと言われています。
面白い内容にするためには、エピソード型や1点突破型のように、自分の最も書きたいことを中心に書くフォーマットがオススメです。
この書き方で始めると、書籍の書き始め(= はじめに、の項目)が非常に書きやすくなります。
また本の内容に一貫性が出るため、出だしのエピソードに紐付いた終わり方をすることが出来、こちらも筆が進みやすくなります。
なお、補足ですが、文章自体は「ですます系」でも「〜だ系」でも構いません。使いやすい方を使用してください。
タイトルのつけ方はマインドマップ法がおすすめ!
書籍を書き進める過程でおおまかに決まっているかもしれませんが、最後にタイトルの付け方を紹介します。
まずは頭に思い浮かんだワードを全て書き出してみましょう。
視覚的に確認することで頭の中で整理され、タイトルが作りやすくなります。
次に、その中で気に入ったワードを紙の中心に書き直し、そこから放射状に線を伸ばし、連想出来るワードを書いていきます。(マインドマップ法)
こうして浮かんできた案を元にタイトルを作ると良いものに仕上がります。
案同士を掛け合わせて見るのもオススメです。
自分史の出版体験談の例
自費出版で自分史を書いた例は多いです。
Amazonにて実際の自分史の例を見ることが出来ます。→ Amazonの自分史一覧
気になるものがあれば購入してみるなど、見本として参考にしてください。
まとめ 〜まずは軸となる情報を定めよう
自分史出版の情報を調べても、あまりに多くの情報がネット上にあるため、混乱してしまうものと思います。
しかしながらその多くは出版社作成の情報であり、情報が偏っている可能性があります。
比較の観点を持つためにも、まずは中核となる情報を理解し、その上でその他出版社の見積もりと比較をして見るなど、まずはしっかりセンターピンを定めるようにしましょう。
■資料請求はこちら⇩
いずれにせよ、資料請求だけなら無料です。
本の出版に関する知識や出版までの流れを把握する意味でも、本の出版に興味のある方は、こちらの出版パンフレットを入手しておくことをお勧めします。
執筆の方法も同様です。
当記事でも色々な方法を紹介しましたが、それゆえどの方法を使えば良いのかわからなくなることもあるかと思います。
全部を同時に調べるのではなく、まずは1つの方法を深掘りしてみて、その上で他と比較するようにすると、きっと上手くいくと思います。
良い作品に仕上がるよう、応援しております。