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自費出版にISBNって必要なの?ISBNの取得方法と費用を徹底解説!

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自費出版とISBN

自費出版をする際にISBNコードが必要か気になりますよね。

今回は自費出版におけるISBNの重要性や著者へのメリット、実際に取得する際の方法やかかる費用をご紹介いたします。

 

目次

■ ISBNとは何か?

■ 自費出版におけるISBNの重要性

■ ISBNの取得方法とかかる費用

 

そもそもISBNって何?

ISBNについて、知っているようで意外と詳しくは知らない人が多いのではないでしょうか?

まずは簡単にISBNについておさらいです。

国際標準図書番号(ISBN)は、本や出版物を識別するための13桁の番号です。

よく本の裏表紙についているバーコード、あれがISBNです。

この番号は、書籍のタイトル、著者、出版社などの情報を含み、図書館、書店、出版社などで利用されます。

ISBNの主な役割を簡単にまとめると次の4点です。

・ 本の識別: ISBNはタイトルや著者を特定し、本を識別するために必要となります。
・ 書店での販売: 書店ではISBNを使用して本の在庫を管理し、スムーズな会計を可能にしています。
・ 図書館での登録: 図書館ではISBNを使用して蔵書を登録管理を行っています。
・ 販売促進: 出版社や書店では、広告やマーケティングでISBNを使用して本を宣伝するケースもあります。

 

自費出版にISBNは必要なの?意外と大事なISBNの重要性

結論から申し上げますと、趣味で楽しむならISBNは不要です。

ただし書店流通や、図書館への寄贈を望む場合はISBNは必要不可欠です。

 

書店流通の最低条件

書店で本を取り扱ってもらうためにはISBNは必須です。

なぜなら書店はISBNを使用して本の在庫を管理を行っているので、もしISBNがないと書店は管理ができなくなってしまうからです。

そのため自費出版の本を書店で販売するには、ISBNは不可欠です。

図書館への登録でも必須

多くの図書館は、ISBNを使用して蔵書を登録し、読者に提供しています。

自費出版の本を図書館に提供する場合、図書館はISBNをもとに、あなたの書籍を識別して図書館のデータベースに登録します。

図書館での展示は、本の知名度と評価を高めるチャンスですので、多くの人に読んでほしいならISBNを取得しましょう。

本の識別と販売促進

ISBNは販売促進活動やマーケティングでも使用されています。

出版社や書店はISBNを使用して本を宣伝し、広告キャンペーンを展開したり

また、オンライン書店や書評サイトでもISBNを使用して本を検索し、サイトによってはISBNで評価している場合もあるようです。

すなわち、web媒体や広告にはISBNは必須と言えるでしょう。

自費出版は本当に書店流通するのか?5つの販売ルートとマーケティング戦略を解説!

ISBNの取得手順

ISBNは日本図書コード管理センターで取得ができます。

申請から取得まで大体2週間ほどかかるそうですので、取得の際は余裕をもったスケジュールを組みましょう。

① ISBNの申請
申請するには書籍の情報を提供するための申請書が必要です。
申請書は、日本ISBNセンターの公式ウェブサイトからダウンロードできます。

 

② 申請書の記入
ダウンロードした申請書に必要事項を記入します。書籍のタイトル、著者名、出版社名、発行年月日などを記入すればOKです。

 

③ 申請料の支払い
ISBNを取得するには、8,800円/1点の申請料が必要です。(申請数によって価格が異なります)

申請料の金額や振込先口座情報は、日本図書コードセンターの公式ウェブサイトで確認できます。

 

④ 審査とISBNの割り当て

申請書と申請料が提出されると、日本ISBNセンターが審査を行います。

審査が承認されると、申請書に記載された書籍に対して一意のISBNが割り当てられます。

 

まとめ

・ 趣味で楽しむ分にはISBNの取得は不要

・ ISBNは図書館や書店で使われるため、流通には必須

・ ISBNの取得は日本図書コードセンターで

趣味で楽しむ分にはISBNは不要ですが、当サイトでは基本的に取得を推奨します。

ISBNもしっかり取得して素敵な自費出版をしましょう!

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