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出版社の編集者はどういう観点から校正をしているのか?

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出版を考えている人のなかには「出版社の編集者にどのように接したらいいのか」と心配している方もいるのではないでしょうか(誤解を恐れずにいうと、実際のところ、本の著者の中には対人コミニュケーションが苦手な方も多いのです)

または「一部の編集者は本気で編集や校正をしてくれないのではないか」と懸念する人もいるでしょう。

しかし安心してください。出版担当の編集者の大半は筆者に優しく接する方です。また編集や校正で「手を抜く」ことは考えられません

なぜなら編集者は本に「魂」を込めることを仕事にしているからです。

編集者は出版の著者にこう接する:

当然編集者によりますが、多くの場合、出版の編集作業で強制的な「没」や一方的な「書き直し」は発生しません。

原稿の内容が不十分だった場合でも怒鳴ることはありませんし、ましてや、筆者の目の前で原稿を破るようなことはありません。

テレビドラマや漫画に登場する敏腕編集者はいつも厳しい顔をして大きな声を出したり走り回ったりしていますが、それは昭和の時代の古い編集者を誇張して描いているだけです。

現代の出版社の編集者にとって著者は「お客様」のようなものです。

著者との関係が上手くいかなければ当然良い本も出版出来ません。

だから編集者は本の筆者の顧客満足度を高めようとします。

その意味でも、出版を担当する編集者は穏やかで優しい人が多いと思います。

だからといって、出版社の編集者が著者を持ち上げるだけの編集をするかというと、そうではありません。

その理由は次のとおりです。

■編集者が著者を甘やかしてばかりいれない理由:

・著者を甘やかし程度の低い本を出していては、本が売れず、元も子もないから

・編集者は著者の「目が肥えている」ことを知っている。編集者は常に緊張しながら編集作業をしている

その意味で、編集者は本の作者に「一方的な書き直し」は命じませんが「相談の上での書き直し」は幾度か発生すると思ってください。

当然、そのときは手厚いフォローをしてくれるはずです。

出版の編集はこう進む:

編集者が実際に行う編集作業をみていきましょう。

ここでは著者がほぼ初稿を完成させているケースを想定しています。

初稿を手にした編集者は、恐らく3回は読むはずです。

■編集者の初稿チェック:
1回目:
読み込みでストーリーを大まかに把握し、著者の意図を推測します。

2回目:
「編集モード」で読み込み、編集方針を立てます。

3回目:
気になった部分に付箋(ポストイット)を貼っていきます。

この付箋の数だけ編集作業が生まれることになります。

編集者が初稿を3回読み込むと、最初の編集会議が開かれます。

参加するのは編集者著者、そして出版社の営業担当者が参加するかもしれません。

編集者は著者に編集方針を伝えます。著者はここで遠慮せず感想を述べたほうがいいでしょう。

著者が質問をすればするほど、編集方針とおり編集を進めると「よい本」になることが実感できるからです。

このあと最初の編集作業が始まるわけですが、著者が編集方針に納得して自分で書き直す場合と、編集者が著者の意向を汲みながら第2稿をつくっていくこともあります。

またこの両方を組み合わせて、文章の直しは著者が行い、新たな資料集めは編集者が担当することもあります。

あとは著者が納得するまでこの作業を繰り返していきます。

編集者が行う本の校正はこう進む:

編集作業が済んでも本は完成しません。

校正作業をすることで本を出版に足るクオリティに高めていきます。

編集と校正の作業を編集者に依頼出来ることが、本の著者が出版社と関わる最大のメリットだと思います。

校正とは本としての体裁を整えることです。誤字脱字を失くす校閲作業も校正に含まれます

また文章全体を「部→章→節」に分割して読者が読みやすい構成にすることもあります。

写真や表やイラストがあったほうが読者の理解に役立つ場合、それらの作成を発注したりします。

大雑把に分類すると以下になります。

■編集と構成の違い:
編集:文章のクオリティを上げる
校正:本としての体裁を整える

まとめ~プロの仕事は「すごい」です:

本を出したいと考えている人は、本への愛着が強い人でしょう。

ネット上のブログやSNSでは伝えられない「想い」があるから、活字を印刷した紙を束ねたもの「本」をつくりたいのでしょう。

編集者も同じ「想い」を持っています。「読者が感動、感心、納得する内容」に仕上げることをひたすら目指します。

編集者はこれまで培ってきたプロの技術を「あなたの本」に投じてくれるはずです。

本出版を目指す方は、編集者を一緒に本を作りあげるパートナーとして付き合うと良いと思います。

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