【出版社情報】日外アソシエーツの特徴と評判、その傾向(メリットとデメリット)
日外アソシエーツとは?
正式名称 | 株式会社日外アソシエーツ |
本社所在地 | 東京都品川区南大井 |
強いジャンル | 辞典 資料集など |
代表作 | 平成差災害史辞典、最新軍事用語集 など |
*画像は公式サイトより引用
辞典や資料集に強みを持つ出版社
日外アソシエーツは東京都品川区に本社を構える1965年創業の出版社です。
書誌索引、辞書事典、資料集など「情報探し」に用いる書籍出版を専門としている日外アソシエーツは、メジャーな辞書辞典(国語辞典や英和辞典)だけでなく、一風変わった観点の書籍が多いです。
例えば平成の災害の記録をまとめた「平成災害史辞典」や、オリンピックの歴史についてまとめた「オリンピックの本3000冊」なる途轍もない辞典まで存在します。
またストレス軽減に効く落語を集めた「健康落語シリーズ」など、出版物一覧を見ると独特な書籍がズラリと並んでいます。
また特筆すべき日外アソシエーツの特徴として、「情報をデジタルデータとして蓄積し、オンライン情報サービスとして提供」していることが挙げられます。
■日外オンライン情報サービス:
http://www.nichigai.co.jp/database/index.html
雑誌論文や人物情報を調べられる「nichigai/webサービス」、各種レファレンスが調べられる「日外e-レファレンス・ライブラリー」、各種書籍情報を検索出来る「BOOKデータASPサービス」の3つのデータベースから成り立つこのオンライン情報サービスでは、1アカウントあたり数万円から使用可能です。
紀伊国屋と共同で作成されているこのデータベースは、大学や図書館でも利用されており、出版物よりもこちらで有名な会社といえるかもしれません。
日外アソシエーツの出版と評判、その特徴
日外アソシエーツの特徴は、とにかく他のどんな出版社にも劣らない量のデータを持っていることです。
そのため大学院生や研究者は学会発表検索や歴史上の人物検索などで日外アソシエーツのサービスを利用し、その名前を知る事が多いようです。(なお比較的評判は良いようです)
それらの背景もあり、実際の出版物は大学教授や専門家によって書かれたものがほとんどです。
従って日外アソシエーツから出版したい方は、やはり大学教授に負けず劣らないくらいしっかりとしたジャンルの第一人者になり、辞典や資料集を執筆する能力があると出版社から認められる必要があります。