創栄社でライトノベルを出版した体験談(創栄社の評判、口コミ)
もう十年以上前のことですが、私は作家志望として様々なコンテストにチャレンジしたり、ちょっとした文章を書いたりして経験を積んでいました。
そんな折、創栄社様の方で、短編のライトノベルを集め、オムニバスとして出版するというコンテストがあることを知り、応募しました。
基本的には自費出版ではあるものの(優秀作品には費用の免除あり)、コンテストで入選しなければ載せることができなかったりとなかなかハードルは高かったのですが、幸いにして入選することができ、出版に至りました。
商業作家になる契機に:
長編作品が多いのがライトノベルなので、お話をいかに短くまとめるかという点で苦労をしました。
しかし、出版に至るまでは非常にスムーズで、イラストレーターさんによる挿絵が付くなどかなり充実した待遇でしたし、何より商業出版物として形に残ったのは励みにも自信にもなりました。
周りの人も高く評価してくれ、作家として認められる契機となった気がします。
「売り物」になったことで、自分の欠点を客観視でき、以降の創作活動の是正につながったという部分も大きかったと思います。
それからほどなくして商業作家としてデビューすることができ、現在に至るまで十年以上も現役の作家でいられているのも、あの自費出版がきっかけだったと今でも思っています。