本出版ガイド

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定年後に自分の小説を出版してみた体験談

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大好きでコツコツ書いていた小説が、気付いたらかなりの量になっていました。

私は以前から趣味で独学で書いていた本がありました。

本とは言っても、勿論私はプロのライターではありませんので、独学というか我流で色々楽しみながら執筆をしておりました。

若い頃から本が好きでよく読んでいたのですが、いつのまにか自分でも本を書きたいと思うようになり、そして時間があれば本を書くようになっていました。

そんなものですから、趣味レベルの下手くそなど素人ではありますが、たくさん文章を書いていたのです。

ジャンルは小説もどきみたいなものでした。

趣味とはいえ、かなり熱中していたので、文章量は相当あったと思います。

妻からはよく「上手に書けているから出してみたら」と言われました。

当然、私の文章がそんなに上手いとは思ってもいませんでしたし、ど素人の私ごときが文章が上手いといってはプロの方に大変失礼ですが、いつか本を出してみたいなアと思うようになりました。

とはいっても、当時はごく普通のサラリーマン。

今でこそ副業に寛容な世の中ですが、当時は副業といったら即クビにされてもおかしくないとんでもないことでしたので、当然出版のために出版社に相談してみるという行動を起こすこともなく、大好きな趣味としてコツコツ文章を修めていたのです。

自分の小説を実際に出版してみた結果・・・

そんなある時、定年を迎えて暫く経った後だったのですが、友人から強く勧められたのです。

「今はネットで個人が稼げる時代だ。たくさんの人が自分でビジネスを起こしたり、動画サイトで世界中に情報を発信したりしている。だから、君が本を出すことなど全く変ではないと思う。今まで頑張ってきた成果を、本にしてみたらどうか」と。

そして、出版社さんを紹介してもらい、実際に出してみることになったのです。

残念ながら、本自体はあまり売れませんでした。

書店にも並びましたが、ほとんど手に取ってもらえなかったようです。センスがなかったのかもしれません。

しかしながら、負け惜しみになりますが、お金は儲からなくとも、世間様から自分の本がどのようにみられているのか、評価されるものなのかがわかったことは収穫ではありました。

その意味で、本当に本を出して良かったと思っています。

毎日毎日文章を書き、自分の時間を費やしてきた趣味ですから、私なんかの土素人にはやはり世間の皆さまには受けいれられなかったということでも、ハッキリと解ったことは本当に良かったです。

また、改めて自分のことも理解出来たような気がします。

しかしながら、私の趣味ですから、書くことをやめるわけではありません。

1回目の出版が上手くいかなかったおかげで、たくさんの改善点が見えてきたのです。

それを参考に、今現在もう一度挑戦することにして、ノンフィクション作品を書いています。執筆漬けの毎日です。

前回はただ紹介されたから手元にあったものを出してみただけだという思いが心の片隅にありましたので、今回こそは自分の力を最大限出しきって、今度こそ世間の皆さまに受け入れて貰える作品が出せるよう頑張ってみようと思います。

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