私のワークライフバランスをブログ本として出版した体験談
私は6年制の大学を卒業してから3年間、医療業界の某社で正社員としてフルタイムの仕事をしていました。
給与面では恵まれていましたが、サービス残業が当たり前で長時間労働が絶対という体育会気質な社風が嫌で退職しました。
退職後は、元々好きだったWebデザインの仕事がメインのフリーランスと短時間のパート勤務で細々と生活しています。
経済的には給与面で正社員時代より若干減りましたが、自分の時間が圧倒的に増えて日々充実しています。
なお、自由時間が増えたことで色々考える時間があったのですが、その際「日本は世間的には平和で恵まれた国だけど、社会システムは学校へ行き社会人となり働くために生きるという暗黙の圧力があり、そのルートから外れるとダメという風潮が蔓延していて、生き地獄のようだ」という考えを持ったのです。
そしてその際に色々考え試行錯誤してきた「如何に嫌な仕事はせず、好きな仕事を短時間だけして楽しく生きるかを模索した際の私の思考」や「正社員ではなくパート勤務やフリーランスの収入だけで生活出来る私のライフスタイル」をブログに公開していたのですが、このブログがあるときインターネット上で大きな反響を呼んだのでした。
そして頂いたコメントの中に「ブログの内容を本にして欲しい」という要望がいくつもあったので、200冊限定で自費出版することにしました。
100数ページ200冊で35万円以内で完成しました。
本を書く際の試行錯誤 〜 自分の言葉で熱を伝えるのが難しかった
なお、ここまででお分かりかと思いますが、私は有名人でなく、ただの冴えない一般人です。
ブログに少し読者がいるだけの一般人ですので、有名人の本と違い出すだけで高評価されることはありません。
その時はなおさら本の内容の質は濃密にしないといけないな、と考えました。
そこで、本の中には例えば下記のような自分の実体験を、なるべく自分の言葉でしっかり書きました。
■私の生活の実体験 例:
埼玉県や千葉県等の古い戸建てを数人で折半して借りて共同生活する。家賃だけでなくネット料金や光熱費等の基本料金も節約出来る。求人がある程度あり東京にも1時間以内に行ける。移動手段として50㏄以下の原付バイクが1台あれば、維持費が格安で燃費も車の5倍近く良いものがあるので便利。
当然現代のネット社会では、これらの情報は検索ですぐに出てくる内容です。
そこで、ブログの読者のためになる内容を、如何に自分の言葉で伝えるか、試行錯誤しながら書きましたが、やはりなかなか大変な作業でした。実際、本の製作期間は3か月かかりました。
この本はブログの読者に200冊完売出来ました。
批判的な意見も少々あったものの概ね好評だったのが嬉しかったです。
日本人は本という媒体が好きな人が多く、自分の考えを1冊にまとめて発信した際に読んでくれる人がいたのが良かったです。
本を書くことで自分を見つめ直すきっかけにもなりましたし、貴重な体験になりました。
また機会があれば執筆作業に挑戦したいです。