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自費出版は人生の最高のチャレンジだった – 小説を執筆した体験談

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自費出版の決心がついたのは、出版社担当者の熱心さと、母を喜ばせたかったから:

現在私は49歳、30歳の時に小説を自費出版した経験があります。古い話で恐縮です。

すでにうろ覚えの部分もありますが、その時の経験を少し書いてみたいと思います。

当時、私は音楽ライターから小説家に転向したいと思っていました。

小説雑誌の新人賞に応募したりもしましたが、やはりそう簡単に上手くいく世界ではなく、狭き門である事を痛感するばかりでした。

そんなある日、自分でも自信作と言える作品ができました。

新人賞に応募するのではなく、出版社に直接送ってみたらどうか?と思いました。

映画「Betty Blue」の主人公が自分のボーイフレンドが書いたものをタイピングして沢山の出版社に送っているのを見て、「私もしてみよう。」とふと思い立ったのです。

自費出版を取り扱っている文芸社に送ったところ、小説の内容が面白かったのか、「宣伝・広告費は出版社持ち、出版費用は出版社持ちで、自費出版してみないか?」という返事をもらいました。

通常の自費出版よりも良い待遇で出版出来るし、文芸社は非常に熱心に勧めてくれたので、本の出版を決断しました。

やはり出版するのは大変でしょうし、ためらう気持ちもなくはなかったのですが、昔から私を色んな形で応援してくれていた母が、私の小説が本になるのをぜひ見たいと言い、出してみよう!と背中を押してくれました。

文芸社が負担してくれた内容は以下だったと記憶しています。

【文芸社負担内容】
・出版した週の全国紙(2紙・毎日・読売だったかと思います。)での広告1回分費用負担
・出版社と提携している本屋さんに置いてもらえる手配・営業費用負担
・表紙のデザイン費用負担
・そのほか、担当者がついてアドバイスをくれる。

担当編集者が決まり、出版までに実際に行った事:

すぐに担当の方が決まり、文芸社から過去に自費出版された作品を数冊送ってきてくれました。

それからすぐに原稿のチェックが入っている部分をチェックし、直しをするよう言われました。

それが数週間かかりました。2~3度、出版社との間で原稿の行き来がありました。

担当者の人は懇切丁寧にアドバイスをしてくれました。

次に表紙はどういう感じのものが良いと思っているかのアイデアを聞かれ、自分のアイデアを言い、その自分のアイデアのものと、プロが考えたものと二つのデザインの見本が送られてきて、文字の入り方が違うものとか4パターン位見て、やはりプロの方が考えたものが本屋さんで目につくかな・・・と思い、プロの方が考えた方に決めました。

本当にあっという間に仕上がったという感じです。

自費出版を決めて、2か月位で本が出来上がりました。広告もちゃんと新聞に載りました。近所の顔見知りの本屋さんに置いてもらえるか頼んだところ、快く引き受けてくれ、平積みでポップまで作ってくれて、一か月位本屋さんに入ったところの一番目立つところに置いてくれました。

結果は、初回1,000部で900部分が売れ、重版にはなりませんでした

けれど、親戚や友達や知り合いだけじゃなく、その近所の本屋さんで私の小説を買って読んでくれた方たちから「面白かった。私は凄く好きだった。」という感想を本屋のおじさんが聞いて、それを私に伝えてくれた時はもう、本当に、買ってくれた方への感謝の気持ちで一杯なのと、自分の書いたものは所謂自分の分身のようなもので、それが褒められた嬉しさはもう筆舌に尽くしがたいものでした。

母も「900部売れただけでも立派なもの!」と言ってくれました。

売れた分のお金はちょこっとだけ返ってきました。数万円ほどだったかと記憶しています。

それと売れ残った分も戻ってきました。これは買い取りではありませんでした。

自費出版は人生の最高のチャレンジだった:

今、こうして書きながら振り返ってみて、やはり良い思い出になったな・・・と思います。

あれからまたいくつか小説は書いてみましたが、結局は限界を感じて小説は諦めましたが、書く事はやはりずっと好きで、子供が大きくなった今は在宅でウェブライターをしています。

自費出版は人生の最高の経験だったと思っています。

私は重版までいきませんでしたが、何が当たるかは世の中分かりません。

チャレンジしてみないまま後悔するより、チャレンジして後悔した方が良いと思いました。

それに自分の書いたものが本になるという高揚感と興奮は物凄かったです。

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