本出版ガイド

本出版の方法 持ち込み商業出版 自費出版 どれくらい儲かるのか?出版社の情報から書き方までまとめました!

創英社で高校生向けの世界史の参考書を自費出版しました。

Pocket

予備校教師が世界史のテキストを自費出版した 〜

長年予備校で世界史の授業を担当していますが、使っているテキストの内容に不満があったので、自分でオリジナルの教材を作りたいと考えました。

そこで出版社に参考書の原稿を持ち込んで相談したところ、自費出版であれば対応可能であることがわかりました。

出版するのは初めてだったので、電話で予約したうえで本社を訪れて、本ができるまでの流れを丁寧に説明してもらいました。

年表の作成や掲載する写真の選定で時間がかかりましたが、1年後には参考書が完成して、流通ルートにも乗せることができました。

また参考書を出版してみると、実際に購入して使っている高校生から多くの声が寄せられたことに驚きました。

発売したところ評判になり重版が決まった 〜

これまでの予備校での指導経験を生かして、大学受験に加えて高校の授業の予習や復習でも使える内容を目指しました。

そこで経験豊富な出版社の編集担当者と相談しながら、テスト対策の練習問題も充実している参考書にするために、様々な工夫を行いました。

特に練習問題の解説を充実させることに力を入れたので、当初予定していたよりもページ数が大幅に増えました。

しかし販売を開始すると使いやすさがSNSを通じて受験生の間でも評判になり、私立高校の世界史の教員からも購入に関する問い合わせがありました。

このように自費出版した参考書が予想外に好評だったので、更に内容を充実させた改訂版の販売も決まりました。

自費出版をして大正解でした。

創英社について〜

参考書を自費出版するにあたって、担当してくれた編集者は資料集めにも尽力してくれました。

特にこれまでの大学入試の出題傾向や流通している学習参考書を調べてくれたおかげで、漠然していたコンセプトが明確にできた点に感謝しています。

更に編集スタッフが完成前の原稿を高校の関係者に見せて、様々な意見を集めてくれた点もうれしく感じました。

そのおかげで実際の授業や大学受験にも役立つ、きわめて実践的な参考書が出来上がりました。

しかしメールでの問い合わせに対する編集担当者からの回答が遅かったので、イライラする場面があったのが気になりました。

 - 出版体験談・エピソード, 創英社ー体験談 , , , ,